STORY
2016年、テレビ東京は長年親しんだ神谷町の社屋を後にし、六本木の新社屋へと移転すべく、テレ東史上最大の引っ越しが行われました。 その際に処分された大量の廃棄テープの中からいまだかつて誰も目にすることのなかった、怪奇現象の映った古いテープが発見された…というのがこの物語の始まりです。 主人公の常田大陸たちテレビクルーがそのテープを手がかりに怪奇現象を解明しに、当時の現場に向かいます。取材先で起こるのは恐ろしくも摩訶不思議な出来事ばかり…。
REVIEW
一気観した!面白かった!
ホラーかと思ったら異能力系の話になっていき、ケイゾクとかSPECみたいな展開になっていったけど、それもこれも全部いい意味で「オカルト」にぶち込んで説明できそうなところが良い。結局回収してない話も多いし。それでよし。
母親のくだりは初めのあたりから薄々気づいてはいたけど、逆に常田が虚無的存在の可能性もあるよなと深読みしすぎて外れた。
権野監督はヤンキーとか裏社会テーマの作品のイメージが強くてそんなオカルトホラーのイメージなかったけど全然外してなかった。ただ、三宅監督の話の方がちゃんとホラー感が強かった気がする。それでいうと個人的に11話は蛇足だと思うけど、そういうことを感想として書くことが無粋なんだろうな、このメタ的な作品にとっては。
全編通して音楽がかっこいい。そもそも、オープニングのDifferent Manはドラマ見てないのにこの頃めちゃくちゃ聴いてたことを思い出した。そのほか、音楽の監修がLEO今井って、そんなこだわりすぎでは?最高です。そしてUAのMoor。良いに決まってるじゃん。そんな感じのめちゃくちゃダウナーでめちゃくちゃカルチャーな文脈に乗せられてそこまでネガティブな部分が気にならなかったですね。おすすめ!
観た映画の速報はこちら