取り留めもない

映画や舞台の感想書いたり、たまに日記も

映画『初恋』

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アニメーションの使い方が格段と上手くなっているので100億点!*1

あらすじ

欲望うずまく新宿・歌舞伎町。天涯孤独のプロボクサー・葛城レオ(窪田正孝)は稀有な才能を持ちながら、負けるはずのない格下相手との試合でまさかのKO負けを喫し、試合後に受けた診察で余命いくばくもない病に冒されていることを告げられた。
あてどなく街を彷徨うレオの目の前を、少女が駆け抜ける。「助けて」という言葉に反応し咄嗟に追っ手の男をKOする。が、倒した男は刑事! レオは懐から落ちた警察手帳を手に取ると少女に腕をひかれ現場を後にする。少女はモニカ(小西桜子)と名乗り、父親に借金を背負わされ、ヤクザの元から逃れられないことを明かす。さっきレオが倒した男は刑事の大伴(大森南朋)で、ヤクザの策士・加瀬(染谷将太)と裏で手を組み、ヤクザの資金源となる“ブツ”を横取りしようと画策中。その計画のためにモニカを利用しようとしていた。

ヤクザと大伴の双方から追われる身となったレオは、一度はモニカを置いて去ろうとするが、親に見放され頼る者もいないモニカの境遇を他人事とは思えず、どうせ先の短い命ならばと、半ばヤケクソで彼女と行動を共にする。

かたや、モニカと共に資金源の“ブツ”が消え、それを管理していた下っ端組員のヤス(三浦貴大)が遺体で見つかったことを、その恋人のジュリ(ベッキー)から知らされた組員一同。組長代行(塩見三省)のもとで一触即発の空気が漂う中、刑期を終えて出所したばかりの権藤(内野聖陽)は、一連の事件を敵対するチャイニーズマフィアの仕業とにらみ、組の核弾頭・市川(村上淳)らと復讐に乗り出す。ヤスの仇を自らの手で討ちたいジュリもそれに続いた。

一連の黒幕と疑われたチャイニーズマフィアのフー(段鈞豪)もまた、売られたケンカを買ってシノギを乗っ取ろうと、モニカとブツの行方を追うために、構成員のチアチー(藤岡麻美)に命じて兵力を集めにかかる。

ヤクザと悪徳刑事にチャイニーズマフィア。ならず者たちの争いに巻き込まれた孤独なレオとモニカが行きつく先に待ち受けるものとは……。欲望がぶつかりあう人生で最も濃密な一夜が幕を開けた!

STORY | 映画『初恋』オフィシャルサイト

感想

前提として三池崇史がどちゃくそ好きな人間が書いています。それでも『無限の住人*2とか『テラフォーマーズ*3とかは心が死んでました。直近でまだ面白かったのは『極道大戦争』だなって感じだったんですけど、きましたこれは。そもそも10年ぶりに窪田正孝を主役に使うってとこでそれだけでエモ中のエモだったけど、そこに中村雅って『QP』じゃん…2016年の私におめでとうって言ってあげたい。『新宿桜幻想』じゃなかったけどこれは最高のラブストーリーだった。

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『初恋』というタイトルはつまりこの映画の中で書かれているモニカの「初恋」を意味していると思っているのね。まずその表現が良い。夢見がちにもせず、とはいえ現実の厳しさで殴ってこない。三池崇史にしては優しい!!!ロードムービーになってるのも良かった。っていうか全部良かったんだって。(キレ芸)

似たテーマの作品がないとは言えなくて。例えば『あゝ、荒野』なんてボクサーの話だし、あっちの二人はバラバラになってしまって悲しいなと思ったり、三池崇史が総監督だった『QP』にもボクサーでてきたしね。だからテーマとして新鮮さがあるかというとうーんなんだけど、それでも三池監督が本領発揮してくれることがどれだけありがたいことか…!ヤクザものを下品に、かつスタイリッシュに描けるのは三池崇史だけだと思っているので、冒頭の頭ごろんからアドレナリンドバドバでてしまって、自分の中の「これが欲しかった!!!」って欲求に勝てなかった。ほんと、日本刀ブン回すの大好きだよな…私も好きです。

ここからは思いついたベースで書き散らします。

窪田くんが鬼ほどかわいい

そんなの知ってるよって感じだとは思ってるんだけど、例えば今までの窪田くんが「幼いかわいい」だったら、今回の窪田くんは「大人かわいい」だから。本気です。そんな私が書いた窪田くんのおすすめはこちら。

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窪田くんがどんな作品に出ようとも、このランキングを揺るがすような作品は最近めっきりなかったんですけど、『初恋』は確実に上位に入る。うわ~悩む…2位かな…いちいかな…

そんなことはおいておいて、自暴自棄な窪田くん好き。あとレオくんが案外ツンデレじゃないキャラクターだったのも良かった。いるじゃん、面倒くさそうなの。でも窪田くん演じるレオくんは全然面倒くさくない。行くとこないって女の子には手を差し伸べるし、恥ずかしいこともちゃんと言える。素直!偉い!ちょっと『ガチバン』*4の勇人を思い出したよ(涙)私と同じようなことを斎藤工オッパが言ってるので観て。

youtu.be

『ガチバン』では女子*5を救えなかったんだよねたしか。

余談だけど上の動画でオッパが『ガチバン』に三池さんが関わっているって言ってるけど、監督自体は違くて、『ガチバン』の制作会社の楽映舎が三池さんと近いんですよねかなり。で今回の『初恋』も楽映舎で作っててというやっぱりエモな感じなわけですよ。最近も渋谷区桜ヶ丘のあそこらへんを歩いていたら三池さんとすれ違ってしまいまして、私は思わず声をかけてしまった訳です。とんだけファンなんだよ。

話を戻して、窪田くんはかわいいってことです。そして話的にも、アクション的にも、『ガチバン』や『QP』が好きな人にはグサグサ刺さるはず。

小西桜子ちゃんがずっと無垢

これ良いのか悪いのか1回しか観てない私にはまだ判断がつかないんだけど、あんだけ荒んだ生き方してるのにめちゃくちゃ綺麗なままなのすごくない?擦れてないというか、変な臭いしなさそうというか。だからこそそれで良いのか分からないところではあるんだけど…。あと、幼女の表現がホラー。これは三池監督に言いたい。ふとした瞬間のホラー描写が得意なのは分かってるけど普通に怖い。心臓が持たない。

観てないけど、桜子ちゃんと窪田くんって『ファンシー』って映画で共演していて、どっちが先か知らないけどそんな続くことあるん、新人さんやでって思ってる。

fancy-movie.com

思ってるだけで特に何か言いたいわけじゃないけど、そいうのって続くもんなんですね。そっちでもまあまあ脱いでいるらしい。インタビューで窪田くんが三池監督と桜子ちゃんのやり取りを見ていて「10年前の自分を見ているみたいだな」と思ったというから、純なほどあの無垢さが生まれてたんだなと。すがるような目が少しだけ色っぽくて好き。

染谷将太大森南朋の最高バディ

最高バディっていうのはGO ON THE RAMPAGEの歌詞から引用したんですけど、マジで誰得な引用なんだよですね。解ってます。

三池崇史の映画によく出てくるおかしくなっちゃう方のヤクザ(もう一方は最後までめっちゃかっこいいヤクザ)こと染谷将太。なんやかんやあって、そこまでももうやけくそな殺人が多くて笑ったんだけど「全部バレた」ってとこからのはじけっぷりが一周回って滑稽。そこも見どころではあるんだけど、やっぱりその前に大森南朋おじと一緒に二人で女を探しに行くぜってところのやり取りめちゃくちゃカタルシス!その先の結果までそこで見えたもん。

大森南朋おじは「Unidyにはなんでもある」というパワーワードによって会場一の笑いを作ってましたね。わかる。キャラクターとしてはそこまでおいしい役じゃない(いや、ほかが強すぎる)んだけど、やっぱりおおいう役をさせたら右に出る者はいない。

最高バディではあるんだけど、二人でいると死しかないのが目に見えているというタイプの最高バディでした。

最狂メンヘラ女子ベッキー

とか書いてるけど、ほんとめちゃくちゃに純愛なのはベッキー演じるジュリちゃんだからね。私はこういう系の女子好き。『踊るリスポーン』*6の声ちゃん並み。自分の命が危機に晒されていても、危機を抜けたら一目散に男に電話をかけ、出てくれないならZenly的なアプリで場所を確認して、家にいることが分かったら速攻車飛ばして、なのに男を殺されてギャン泣きするジュリちゃんめちゃくちゃ愛。役ではあるけどベッキーが愛に生きている姿を見せてくれる三池監督、かっこいい。良い悪いじゃない!そういうことができる女なんだ!!!って感じですね。何を言ってるんだ自分。

ここで他の誰かをディスるのは何かなって思うけど、三池監督の女子とか今の取り入れ方に個人的には全く不快感がないんだよね。もしかしたら性産業に従事するのは女ばかりって嫌になる人はいるかもだけど、今までの昨日では男性がそういう仕事をしていることもあるし、不快になる男女間の差別は感じない。それに先に書いたZenlyっぽいやつとかちゃんと知ってないと面白おかしく話に入れられないからそういうとこ本当にすごいなと思います。はい。某監督&某脚本家のつまらなさって学ばないことから生まれるんだろうなって。以上、ディスでした(結局)

ジュリちゃんシーンは割とコメディではあるんだけど、それは狂気が振り切れているからであって、本人は大真面目だし、目的を果たしたときの泣き顔が可愛そう過ぎた。あんだけ死なない子だったのに、意味がない人生にが未練がないというような心意気。ヤス(三浦貴大)のどこが良かったのか最後まで分かんなかったけど。

超絶かっこいいヤクザたち

組長代行の塩見三省さんが渋くて最高なのは言わずもがなだと思うんだけど、それにも増して村上淳のとどまることないセクシー。いや、中島健人がセクシーっていうのは理解してはいる。でも、村上淳サイコーだよ?なんで?世の中?気が付かない?すっげえ若い子と付き合っててほしいわ。頼む。

あとはやっぱり権藤役の内野さんすげえ。ほとんど台詞ないまま進んでいくのに、最後の怒涛の持って行き方。朝焼けと権藤。古臭いヤクザって言われようが自分の美学を貫いていく。もしかしたらそんな存在絶滅危惧種なのかもしれんけど、三池監督のこの手のヤクザ好きだよ。私は(倒置法)彼みたいなヤクザがいなくなるなら、全員下衆ってくらいの雑さじゃないとヤクザ映画なんて見ないからね!!!

中華の仲間由紀恵(違う)

孔子の「仁」の教えを愛するチャイニーズマフィアのチアチー鬼ほどかっこいいんだけど、めちゃくちゃ仲間由紀恵に見える!!!藤岡麻美さんていって実はディーンフジオカの妹らしいんだけど、そんなことどうでもいい。かっこいい!!!でもチアチー、出てきた時から死亡フラグは立ってた!少なくとも権藤とは戦うんだろうなって思ったら、なんで!!!出会えないの!!!泣いたーーー(9太郎)

終わりに

作品評をするほど回数観てないし、そもそも三池監督の作品を点数付けすることがナンセンスだと思っているのであれだけど集合知的に言えるのは、三池崇史と中村雅の組み合わせは最高!!!ヤクザ映画は健康に良い!!!窪田くんはかわいい!!!以上です。

 

 

10000000000000000000回言うけど、やっぱり三池崇史はこれが好き。

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劇団た組。第20回公演『誰にも知られず死ぬ朝』

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誰にも知られず死ぬ朝

あらすじ

歩美はここしばらく、年も取らず死んでは生き返りを繰り返し死ねず、長生きしています。

自分より早くに好きな人が死んでしまうので恋も愛も放っておいたのですが歩美は恋に落ち、やがて良嗣と結婚します。そんな良嗣は死ねない歩美の為に、一緒に死のうと歩美を殺す努力に精を入れています。

良嗣の兄・浩介と江梨香にはりっちゃんという子供が居まして、りっちゃんは子供だと思っていたらいつの間にか歩美よりも早くに子供を産みます。長く生きる歩美はどんどんと周りが年を取ってゆく、そんな様子には慣れていて幸せですが、やはり時々、例えば一人で朝起きてすぐ、好きな人とご飯を食べている時、誰かと手を繋いで眠る時に、幸せでも生きているだけで人間は寂しいと感じてしまいます。なので歩美は死ぬべきだと考え続けますがやはり死ねず、死のうと思いながらまた長く生きます。そんなお話です。 

第20回目公演『誰にも知られず死ぬ朝』 | 劇団た組。HP

感想

た組。の舞台を観るのはいつも藤原季節くんきっかけなのだけど、今回もそうだった。あらすじを読まずに行った。だから正直、この人の演劇に耐えられる状態かどうか不安だった。

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一つ前の『貴方なら生き残れるわ』は薄い感想しか残ってない。*1*2

https://aooaao.hatenablog.com/entry/2018/12/29/221941

以下、ネタバレです。

なんなんだこの家族クロニクル。最初はイキウメかモダンタイマーズ*3の新作かと思ったよ。っていうのは半分本気でイキウメやモダンタイマーズを好きな人は結構とっつきやすいと思う。一方で、人間関係の重なりとか、セリフのリアリティとかは加藤拓也だなってしみじみと思った。どの言葉も違和感なくすっと体の中に入ってきて、じんわり広がっていって、自分の血となり肉となるような感覚。最終的には自分のことのように苦しくなってしまう。今作だといつ誤解が解けるんだろう、はやく解ってほしいのにと思っていたのに上手くいかなくて…ほんっとに心が痛くなった。その前に十分泣いているにも関わらずだよ。

あらすじに書かれているようにメインとなっている事象は「死なない」人間の人生で、私は今までにもこのテーマに演劇の中でぶつかっては毎回苦しんでいる。*4普遍的な喜び、毎日好きな人と過ごして、いろんなことを経験して、一緒に年をとって、幸福の中で死んでいくことを手に入れられない。どんなに望んでも届かない。不死を望んで死んでいく人よりも、その望みを抱き続けることの方がどうやら何百、何万倍も辛いのだろう、と頭で解っていても考えだけではやっぱり他人事になってしまう。それを物語の中で一部我が事にして見つめることができるのは、やっぱり演劇の強みだなと思った。「誰も好きにならない」と誓っていた歩美より、良嗣を愛して苦しんで内臓を引きずり出した歩美の方が魅力的ではあるけれど、そんなのは観ている人間のエゴなのかもしれない。周りに愛する人がいる方が寂しいなんて。それは確かに愛を知ってしまったからだとは思うのだけど、歩美を愛した人たちはじゃあどうすればよかったんだろうって。今これを書いている時も思い出して泣いている。

村川絵梨は『獣の柱』でも観たからなんかイキウメっぽさが増しているんじゃないかなと思うんだけど途中から観ているうちにそんなことは忘れてた。彼女の演じる歩美は死なない人間という普通じゃない存在なのにあまりにも普通で、『天の敵』*5の卯太郎のように違和感はない。それが逆に不思議。そんなキャラクターだった。

安達祐実は一番最初13歳だったのだけど、全然違和感なかった。と同時に年をとって高校生を育てていることも違和感がなかった。すごい、さすが安達祐実

あと、藤原季節くん。安達祐実が演じるりっちゃんの子供の役なので、この家族クロニクルの後半にならないとほとんど出てこないのだけど、軽くてどうしようもない人間を演じさせたら右に出る者はない。そして、ハマらないピースが最後までハマらないと解った瞬間(もしかしたら助かるかもしれないけど)どうしたら良いか本当にわからないよ。今もずっと考えている。今がつまらないと言っていた彼が何も成さずに終わってしまったかと思うと、理不尽だし神様は不平等だなと歩美とともに思うのです。

公演は始まったばかりだし、まだチケットもありそうなので、埼玉のあの劇場に行っても良いよ!という方にはぜひ行っていただきたい。本当に。

engekisengen.com

natalie.mu

最近聞いてる音楽をただ並べるだけ

内容はそのままです。気分的にラテン音楽が聴きたい~!っていうのとドラムンが聴きたい~!っていうのが今。めちゃくちゃ雑多です。

ラテンなやつ

これから始まるのって感じだけど、良いんです。どちゃ顔がいい橘ケンチをみてください。あとは、白濱亜嵐と岩田剛典の双璧。ありがたい。

 

ブルーサファイアが公開されたとき、三代目からガッツリ離れてたから今更良さを知る。名探偵コナンの映画の曲だったんですってね。すごいね、臣ちゃん!

 

臣ちゃんのこの曲のあとはやっぱりこれかなって。まあファンしか聴かないよって思ってはいるんですけど、本当に良いのでこのエントリを読んだ人は必ず聴いてください。

 

CNCO可愛くない?ランペちゃんとかバリボを「かわいい」って表現する感じで思ってる。今元気に活動してるのかな…INROCK読まなきゃわからないよ…

 

ロザリアちゃん本当にかわいい!そしてどの曲も最高。フラメンコのギター曲がいくつかあるんだけどそれも大好きです。今大学生だったら二外のクラスで先生に激推ししてたと思う。

 

日本では別の意味で話題になってしまった曲。まあ、このメンツに道徳的なことを望むのが無理。同じワードのループが気持ち良い。

 

ラテン曲でPitbull先生が出てこないなんてないよね!!!最近のラテンブームではあんまり名前を聞かなかったけど、大御所として頑張ってほしい。J Balvinはm-floと曲を出してたなって記憶。

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Tove Loが好きなんですけど、北欧の女と思えないラテン曲を出したので聴き倒してました。上記理由は適当です。とにかく好き。

 

筋肉とラテンノリは最高じゃ~ん!

 

動画は半分ぐらいドキュメンタリーだから曲がわかりにくいかもだけど、簡単なノリなのでスルメも何もない感じがある意味良さ。THE アジア系の雰囲気。(「系」が重要です)

 

ここまで来るとレゲエを感じる。曲調のトロピカルさとはかけ離れたMVです。火星だそうなので仕方ないですね。

 

 

来ましたPabllo Vittar!いろんなところにいる感じがかつてのJeffree Starのような雰囲気がします。Jeffreeより歌はうまいと思う。

▼Jeffree Starはこちら

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Pabllo Vittarのft.でもう一曲。このノリっていったら安心安全のMajor Lazer良い。

 

もう結構好き。スタイルが良いし、グロテスク×かわいい。

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すっぴんはえっちさがすごい…色気の塊のような人だ…

日本ではどのあたりで彼女の話をしてるんですかね?新宿二丁目ですか???もっと広まれ!!!

ここまでの曲はプレイリストにまとめました。

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それ以外のやつ

あと、それ以外で聴き込んでいる曲たち

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私はDua Lipaになりたいの真面目に。

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最近ではイーロン・マスクの彼女でお馴染みのGrimesのこの曲が最高だって知ってた?もうちょっと低音が強めだと良いんだけど立派なドラムンベースです。

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MVからすべてが最高~!女王の好きなところはほぼ存在のすべてだけど、最近気がついためちゃくちゃクールだなと思うところは、アルバム1曲目のテンションがどちゃ低いことです。かっこよい。

 

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これも意味わかんない世界感。定常的に目の下に隈があるJojiを私は応援しています。いや~この顔めっちゃ好きなんですよね。もちろん歌も(取ってつけた感)

  

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 ぽたろびおかえり!エモいエモいって…死んでしまう…こんなにエモくしてわたしたちを高校生に戻すつもりだな。っていうのは冗談ですけど、こういう曲を聴いているときの心が一番平和になる気がする。アルバム楽しみだな~!

以上、飽きたから終わり。

LDHオタがドラマ『お兄ちゃんガチャ』を完走した話

こういうタイトルで一回書いてみたかった~~~!満足!

ということで『お兄ちゃんガチャ』を一気見したので感想書きます。

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ジャニーズJr.についての理解

ひとまず自分がどのくらいジャニーズJr.を理解しているか書いておくと、ヤンキー映画・ドラマ好きとして、『バカレア』『BAD BOYS J』を通ってきてその2つに出ていたJr.の顔はわかる、名前はわからん、という感じでした。でもつい最近オタクと一緒に観た『素顔4』のSixTONES版でSixTONESは完全に把握しました。あとはトラジャの何人かはわかる。のえるくん、君の顔は忘れられない。という程度の理解度です。そんな人間がゴリ押ししていただいた『お兄ちゃんガチャ』を観ました。結果、ラスボスで一番笑いました。

あらすじ

小学生の雫石ミコは、母・姉・妹・弟から家事全般を任されている、冴えない毎日を送っていた。現実逃避したいと思っていたミコはある日「お兄ちゃん、ガチャ」という謎のガチャを見つける。お兄ちゃんのいないミコが「優しいお兄ちゃんが欲しい」という思いを込めてガチャを回すと、ドSな性格のトイをはじめとする様々な性格を持つお兄ちゃんが次々と現れた。

お兄ちゃん、ガチャ - Wikipedia

感想

キンプリはすごい。圧倒的アイドルっていうのは世間の雰囲気から薄々感じていたし、『お兄ちゃんガチャ』がリアルタイムで放送されてたときも話題だったからさぞ面白いんだろうな、と思ってはいたのですが縁もなく5年。逆にこのタイミングで観たことでこの作品をめちゃくちゃ受け入れられた気がするなと思いましたね。具体的に言うと、自分が『Prince of Legend』を観たことで乙女ゲーム的雰囲気に慣れたってことです。根はサブカル寄りなのでLDHオタっていうと「解釈違い」とリアルでは言われる人間ですが、ヤンキー作品が好きだったりキラキラした世界に程遠いところで生きてきたということで言えばジャニーズなんてもう本当に遠ーーーーくにいたはずなのにいつの間にか隣まで来ていたんです…もうここまで来たら逃れられない。

自分語りはここまでにして『お兄ちゃんガチャ』について。脚本家が野島伸司さんだけあって展開がとても丁寧。破綻なく、テンポよく30分×12話を一気観してしまうくらい魅力的なお話でした。よくある乙女ゲームのお話にはせず、たっくさんの男の子たちを見せるには結局ヤンキーテーマに流れがちだった気がするんですけど*1、それを「お兄ちゃん」という丁度いい存在でお送りしてくれたおかげで、観ている成人女性も幼女にしてくれるお話で面白かったです。兄弟って男性向けコンテンツっぽいテーマのチョイスですけどそんなことなかった。そしてヒロインの鈴木梨央ちゃんは大人びすぎず、それでいて子供にもなりすぎず、本当に演技のうまい女優さんですね。すごい!

どうしよう、お兄ちゃんひとりひとりに長文書くと時間がかかりすぎてあれなので箇条書きにします。あ、どのお兄ちゃんにも共通して思ったのは、脱ぐシーンがあるのに大して筋トレもしてなさそうで、「直前にパンプアップなんてもってのほか」な体つきだったのめちゃくちゃ笑いました。我が軍だったらあの吉野北人だってザワが決まって体鍛えてた*2んですよ…カルチャーショックじゃん…

 岸くん(トイ):ZIP程度の知識で申し訳ないんですけど、すっごいポンコツのイメージがあったから「キンプリのプリンスなんだよ」って聞いても全然信じてなかったんですね。でもめちゃくちゃプリンスでしたね。すごい。でもこの頃の体がヨワヨワ過ぎてむしろ今なんなん?という気持ち。朱雀奏様*3でももっと胸板あるで。どちらもツンデレ王子。嫌いじゃないです。

宮近くん(レイ):眼力がすごい。どう見てもハイサイ感があるのに東京出身とか嘘じゃん…トラジャの子ですよね、覚えました。

お兄ちゃんズ:すいません、記憶に残ってる子がいません。どなたかプレゼン待ってます。

松倉くん(ニコ):不出来でもめっちゃ憎めなくない?すき!でもこの可愛い感じ、すごく儚い感じがして怖い。グループに一人はいる可愛い担当どこかに行きがちという持論を吹き飛ばしてほしい。彼もトラジャですね、覚えます。

深澤くん(セーギ):キャラクターが全然好きじゃなくてあまり記憶にない。彼自身は悪くない。

顕嵐くん(キララ):キラキラ~!女子に対する煽り方が貴族誕生のそれ。今はもうジャニーズじゃないことは知っているのでなんかちょっぴり悲しい。あとふとした瞬間の顔が池田純矢に似てる。

森田美勇人くん(ロード):この前年に映画『ホットロード』が公開されていてのこれだたので、ジャニオタと兼任してるLDHオタが話題にしていたのは覚えている。スルメっぽい(ハマるという意味で)顔なので割と好き。そして彼も7ORDER頑張ってほしい。

大我くん(ジェントル):当て書きなんじゃないのこのキャラクター。すっごいいい役じゃん。わかるよあの顔いっぱい出したいよね。

松田くん(ネガ):今、画像検索してたんですけど5年でめちゃくちゃ成長してない?スルメいっぱい食べたのかな。それとも女優帽で見えてなかっただけなのか。マツリョに似てるって思った子で合ってる?違う?とにかく今のほうが顔が好き。

照くん(ケンさん):ひかるくんだ~~~!ことあるごとにドラマで顔は観ていたので彼だけは名前を覚えていました。デビューおめでとう~!これからも私といい感じの距離感でいてくれ。

玉元くん(コーナン:子供では?!?!?!若干年上だとしてもお兄ちゃんとは認められないって私の中の妹が言っている。でもコーナンくんのおかげで物語が劇的にテンポよく進んだからめちゃくちゃありがとうの気持ち。

ジェシー:おい!なんだ!ラスボスか?!?!早く言え!笑ってしまっただろ!そして!なんでSSなんだ!どう考えてもお兄ちゃん力なら!岸くんが優勝だろ!って思ったんですけど、そういう扱いでジェシーが出てくるのめちゃくちゃわかりみなのでOKです。

ここからは妄想なんですけど、トイ(御手洗 明彦)とミコちゃんが将来結婚してくれたら最高ですね。だってそしたら岸くんのお兄ちゃんがジェシーになるんでしょ。超絶面白いじゃん。というのは半分ぐらいは冗談で言ってますが、あのあとのミコちゃんの生活が楽しくなる気しかしなかった、という点においても『お兄ちゃんガチャ』素晴らしい作品でした。時折挟まれるアニメーションとか、別世界を表現するような小道具などなど、どこをとっても過不足なく、可愛くてすごい。どこぞのプリンスの話*4はドラマではテンポよく「これはLDHの奇跡なのでは?」と思わせてくれていたのに、予定通りに映画化して絶妙な蛇足感を残していったのに比べると、ドラマで終わっててよかったなと言う感じ。そっちの感想もどこかで書きたいですけど、私のところに貴族が降臨してからかな…

ということで別の話にそれそうなのでこれで終わります。面白かったです。皆さん機会があればぜひ!!!

 

 

*1:『バカレア』『BAD BOYS J』もそうだったように

*2:吉野北人『HiGH&LOW』で覚醒!片寄涼太のアドバイスが支えに - シネマトゥデイ さらに、司は不良を束ねるリーダーであることから、スリムな吉野にとっては肉体改造も課題となった。「HIROさんから、『この作品は、壱馬と北人にかかっている。だから本気でがんばれ』と。さらに『見た目も重要だから、肉体も改善して、しっかりと磨いておくように』という言葉をいただいたので、短期間でしたが、毎日休まず、必死にトレーニングに励みました」。

*3:貴族降臨 PRINCE OF LEGEND OFFICIAL on Instagram: “. ⚜️⚜️王子紹介⚜️⚜️ . 🤴朱雀 奏 (すざく かなで) #セレブ王子 #Team奏 #チームカラーは白🕊 . 総資産数兆円といわれる 朱雀グループの御曹司✨ 特技は、ピアノ🎹、合気道、バレエ . #片寄涼太 #princeoflegend”

*4:『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』公式サイト

劇場アニメ『囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather』

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あらすじ

被虐趣味で好色な一面をもつ真誠会若頭、八代。

彼の元にやってきた百目鬼

彼等は次第に惹かれあっていく。

自己矛盾を抱えて生きる八代と、愚直なまでに八代に従う百目鬼。 

運命に翻弄され"欠落"を補い合う二人の行き着く先はー。

Top | 劇場アニメ『囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather』公式サイト

感想

そこで終わるんか~い!確かに前後編って言われてた気はするけど、めちゃくちゃいいところで終わってしまったので、悲しい涙が流れたままになってしまった(比喩ではありません)

ヨネダコウのBL、紙で読むとそんなに生々しくないんですけど、アニメにされると結構えっち。そこまで思い入れなく読んでいたシリーズだったんですけど、やっぱり高校時代の回想のとことか丁寧で、故に展開に時間が掛かっているなという感じ。好きですよ。同じタイミングで2本公開してくれてれば。

八代が百目鬼に心を許していく流れが絶妙。突き放したいのに突き放せないという雰囲気も良いですね。まあ、元々そんなに物事をこなすのが得意じゃなさそうな八代にとってはちょうどう良いくらいの距離感にいる百目鬼を突き放す理由なんてないんだろうなという感じ。これは漫画でも感じるところではあるのですが、劇場で観た朴訥とした百目鬼がとてもとてもかわいいので最高だなと思いましたという話です。

Filmarksを読むと、「偶然見た」「BLだと知らなかった」という男性の感想が結構あったのですが、むしろなぜこれを観ようと思った?!?!謎です。

映画『影裏』

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あらすじ

今野秋一(綾野剛)は、会社の転勤をきっかけに移り住んだ岩手・盛岡で、同じ年の同僚、日浅典博(松田龍平)と出会う。慣れない地でただ一人、日浅に心を許していく今野。二人で酒を酌み交わし、二人で釣りをし、たわいもないことで笑う…まるで遅れてやってきたかのような成熟した青春の日々に、今野は言いようのない心地よさを感じていた。

 

夜釣りに出かけたある晩、些細なことで雰囲気が悪くなった二人。流木の焚火に照らされた日浅は、「知った気になるなよ。人を見る時はな、その裏側、影の一番濃い所を見るんだよ」と今野を見つめたまま言う。突然の態度の変化に戸惑う今野は、朝まで飲もうと言う日浅の誘いを断り帰宅。しかしそれが、今野が日浅と会った最後の日となるのだった—。

 

数か月後、今野は会社帰りに同僚の西山(筒井真理子)に呼び止められる。西山は日浅が行方不明、もしかしたら死んでしまったかもしれないと話し始める。そして、日浅に金を貸してもいることを明かした。日浅の足跡を辿りはじめた今野は、日浅の父親・征吾(國村隼)に会い「捜索願を出すべき」と進言するも、「息子とは縁を切った。捜索願は出さない」と素っ気なく返される。さらに日浅の兄・馨(安田顕)からは「あんな奴、どこでも生きていける」と突き放されてしまう。

 

そして見えてきたのは、これまで自分が見てきた彼とは全く違う別の顔だった。

陽の光の下、ともに時を過ごしたあの男の“本当”はどこにあるのか—。

 

映画『影裏』オフィシャルサイト

感想

このキャスティング的に綾野剛かわいい映画だとは薄々感じながら劇場に向かったんですけど、想像以上でした。これ内容知らないできたデートっぽいカップルは楽しめたのかな。綾野剛に萌えないとドチャクソ暗い話を2時間半観ることになるよ。

というのは半分冗談ですけど、結構な綾野剛イメージビデオなんですね。いやこれはこれでアリなんだと思いますが、どちらかと言うと松田龍平かわいい党の党員なので、ちょっとだけ解釈違い。でも何考えてるのか最後までわからない松田龍平はめちゃすきです。『散歩する侵略者』とか『羊の木』っぽかった。

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 日浅が今野に対してあまり求めない(金を借りたり、嘘をついてなにかしてもらったりしない)のは日浅の良心なのか。相手の好意は利用しようってタイプの男ではあると思うんですね個人的には。でも、契約一つお願いするのにあんなに悩んでる(煙草の描写)なんて彼らしくないといえばそのとおりで。しかも、他の人は少なくとも彼はなにか裏があると確信しているのに、今野はそれを信じられずにいる。日浅自身が「知った気になるなよ。人を見る時はな、その裏側、影の一番濃い所を見るんだよ」と言ったにもかかわらず。まあ、あれが精一杯の日浅の突き放しというか、これ以上は自分の裏を影を今野に見られたくなかったんじゃないかなという気がしますね。もし仮に、彼らが同性同士の友情だったらもっと日浅も自由にやれたんじゃないかなと思うとちょっぴり切ない。映画観てるときは本当に「綾野剛!!!」って感じなのでそこまで考えられなかったけど。

私、気持ち悪い感じの松田龍平オタクで、作品での解釈違いが多いから役の好き嫌いも激しいんですけど、この日浅はなかなか好きでしたね。『46億年の恋』では突き放される側だった彼が、15年経って(マジか)逆側になるとはね。個人的にはまだ「行かないで」って言っててほしいけど。

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映画『パラサイト』

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あらすじ

 過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。

“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった——。

パク一家の心を掴んだギウは、続いて妹のギジョンを家庭教師として紹介する。更に、妹のギジョンはある仕掛けをしていき…“半地下住宅”で暮らすキム一家と、“ 高台の豪邸”で暮らすパク一家。この相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていく——。

映画『パラサイト 半地下の家族』オフィシャルサイト

 感想

公開されたときから、好きなやつだなとは思っていたけどそのころざらんぺいじにご執心で映画モードになかなかならずようやくアカデミー賞を受賞した次の日に観に行きました。吉祥寺オデヲン、座席がなかなか良いが客層が中高年中心で謎。

以下、ネタバレです。

やっぱり期待が高すぎたからか、想像していた展開だからか、もうちょっと意外性があっても良いかなと思ってしまったんですけど、やっぱりクライマックスに向かってのピースのはめ方とか素晴らしかった。環境とか場所の表現(高級感と劣悪さ)が映像だけでもひしひしと伝わってくる。アッパーな人は底辺に住む人達のそれを無意識に「嗅ぎ分けている」し、それは差別的な行動を取りたいからではなくて、お互いが幸せに生きていくための術というか、自衛のためというような感じ。どう頑張ったって格差社会がなくなるわけないじゃないし、じゃあどうするかという一つの方法というような。逆に言うと、『パラサイト』のようなことが起きたのは、アッパー層と貧困層の生活がクロスしてしまったからに尽きると思うんですよね。そんなことなくてもおかしな事件が起きるじゃないかって思う人もいるんですけど、それ以上にもっと爆弾(というより地雷)は仕掛けられていて踏まないように生きていることを意識的になるか否かで結構違ってくると思うんです。今回でいうと、ギテク(お父さん)は純粋で無垢すぎて自分がずかずかと地雷の中を歩いていっていることに無意識過ぎたという気がします。ギウ(息子)もそう。ギジョンはわきまえていた感はあったなと。

一方の、元家政婦夫妻ですけど、彼らは地中から引きずり出されたモグラのようだったな。そのままでいられれば幸せだったのに。半地下でも家があるだけまだ良い方なのに、すべての歯車を狂わせてしまう人たちが一番自己中だなと。地下壕で暮らす人を見ていて思い出した記事。

gendai.ismedia.jp

映画を見る前は貧困層に同情するかなと思ったんですけど、語弊を恐れずに言うと、昼間の2時間、お金を支払って映画を観られるような人は同情しきれないと思う。それは意識的に差別化してるのかもしれないし、自分の場所に安心しきっているからなのかもしれない。

 映画を見たときの衝撃ならコクソンがダントツなんですけど。何かを考える余地もない感じなので、ホラー映画を観る感覚で見てほしいですね。『パラサイト』はちょっと臭気に対して潔癖になりそうでした。

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