STORY
スポーツインストラクターの清沢賢二は、愛する妻と幼い娘のために念願の一軒家を購入する。地下の巨大な暖房設備により、家全体を温めるその家は、「まほうの家」の呼び名の通り、冬は寒冷な長野県では理想的な物件だった。マイホームでの幸せな生活をスタートさせた清沢一家だったが、その幸せはある不可解な出来事をきっかけに恐怖へと転じていく。
REVIEW
なんか見るつもりはなかったんだけど、『いつぞやは』で窪田正孝を見られなかったということと、思ったよりもホラーみが強いという触れ込みで見に行ってきた。
面白かった〜!映画が好きという静かな熱い思いを感じる俳優の齊藤工が職業監督の作品と遜色ない、というかそれ以上の作品を作っていた。ホラー的な不穏な雰囲気を使いながら、実際は人間の狂いをうまく表現していた。特に子供たちの演技が妙に合っていて好きでした。一方の大人たちは割と大袈裟な演技が多くて、若干食傷気味になったけど、それもそれでホラーっぽいといえばそんな気もする。
ただ、そもそもの物語自体にそんなに面白味を感じないから両手をあげて面白かったとはならなくてそこは残念だった。でも最初からわかっていたことなのでそこはまあ。
見終わった瞬間に思ったのは、独身貴族の齊藤工が幸せな結婚をした窪田正孝にこの役をやらせてるのおもろ、ということでした。