REVIEW
物語はドラマとほとんど変わりませんでしたね。最後がちょっと増えて(しかし概ね想像通り)、脇にいきがちだった各人のパーソナルな部分が明らかになったくらい。言うなれば水戸黄門的なわかりやすさ。
今日、だんすい観るんですけど「このメンバー集めてこれか…」ってなりそうな予感がしている(予防線)
— ブルー (@haiyukawaii) 2017年5月20日
って思って観に行ったんですけど、2.5次元舞台のスペシャルバージョンというより、2.5次元舞台を異化させているような、不思議な印象で。「キャラクターが現実に!」という肌触りではなく、「役者たちがどうやってキャラクターの中で自分を出していくか」を観るような。目指すべきものが「実写化」ではなかったなと感じでした。言うなれば、「どこまで役者を出してキャラクターを演じられるか」みたいな。原作モノではあるけど漫画原作作品の「忠実感」はなかったと思います。
にしても「しゅうへい&たいきとれおの図」が最後まで気持ち悪い。
これ私だけだったら申し訳ないんですけど、篠塚大樹(宮崎秋人)が榊秀平(松田凌)の公式サポーターであるがゆえに、水泳の才能と放って藤川礼央(安西慎太郎)を捨ててしまうの、本当に意味がわからないんですね。三人で泳ぎたいならヘタレ秀平に喝を入れる方が先じゃない?思春期男子意味わからなすぎでしょ。あと、勝ちを意識しないのに水泳部として泳いでいる感じも無理でした。極論、秀平が女の子なら納得です。
龍峰高校が最&高
やっぱり龍峰の方がキャラが立ってて、言動に整合性があって、高校生らしさもあって好きだなと。公式Twitterから回ってくる写真も龍峰の方が多くない?彼らを見ていると、テニミュとかにハマる気持ちが分かる気がする。仁科先輩(黒羽麻璃央)が真面目なことを言う間にさらっと「後腐れない女子大生紹介して(あいまい)」って言うのとか、双子がガヤ入れる感じとか、細かいボケも含めて楽しかった。一虎(池岡亮介)が馬鹿なのはもちろん、アドリブでふわっと無茶なこと言ったりするのも面白かったし、なにより仲間内ではしゃぐいけぴーっぽくて嬉しくなった。D以外の同世代の俳優さんと絡んでるイメージなかったんだけど、よかったよかったと母心。
原田ダニエル別格説
東ヶ丘でもダニエル(神永圭佑)だけは見てて飽きなかった。特に、一虎VSダニエル、龍峰マネVSダニエルという物語の本筋とは何の関係もない闘いが好き。川崎(廣瀬智紀)に挑んでいく感じも良き。最後はちょっとかっこいい感じになるのはいけ好かないけど、良いやつだから憎めない。サイコパスっぽい言動は『ぼくらが非情の河をくだる時』の詩人を思い出させられた。
おねえジャー晴美ちゃんは「いつでも素敵に無敵、強気に本気」
舞台では晴美ちゃんが選手をやめちゃった理由なんかも明かされていて、寧ろ泳がずプールサイドにいるほうが他の選手を目にする機会が多くなるんじゃ、と思ったけどそれは言いませんでした(でも書いてしまいました)。晴美ちゃんはほんと「いつでも素敵に無敵、強気に本気」という言葉が似合うと思う。知らない人は『神風怪盗ジャンヌ』*1読んでな…。
同じようなタイミングで川崎がコーチをするようになったきっかけも明かされたけど、こっちは想像通りでノーコメントです。
龍峰高校マネージャー役の上村海成くん「かわいい.com」
まずはブログをお読みください。
タイトルヤバない???そして本文も最高。
この写真は母達が
「あたし太って見えるから撮り直して」
「この写り微妙だから撮り直して」
「〜撮り直して」
「〜撮り直して」
「〜撮り直して」
「〜撮り直して」と度重なる撮り直しの末に行き着いた
カメラと息子から大分離れるというとても家族写真とは呼べないような写真です
皆んなで応援して行きましょう。インスタもなかなかシュールやで。
おっと最後は全然『男水!』の話ではなくなってしまった。締めとして総論です。
だんすいだん!内容についてはひとまず、これだけの俳優のオタクが集まると拍手の統率されてる感がすごい…
— ブルー (@haiyukawaii) 2017年5月20日