取り留めもない

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映画『最後まで行く』

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STORY 

12月29日。刑事・工藤(岡田准一)は、危篤の母のもとへ急ごうと雨の中で車を飛ばしていた。そのとき、スマートフォンに署長から着信が入り、署内での裏金作りへの関与を問われた直後、妻からの電話で母の死を知らされた彼は動揺し、車の前に現れた男をひいてしまう。工藤は男の死体を車のトランクに入れて葬儀場に向かい、母とともに焼こうとする。そこへ「お前は人を殺した。知っているぞ」とのメッセージが届く。送信主は県警本部の監察官・矢崎(綾野剛)で、工藤がひいた男と深い関わりがあった。

最後まで行く の映画情報 - Yahoo!映画

REVIEW

オリジナルの韓国映画は観てませんが、改変とかそういうのはとは別に正直そんなにハマらなかった。

 

たぶん、主人公か準主人公に愛着が湧けばもっとドキドキハラハラしたんだろうけど可愛げのないクズ過ぎて...これはこれで思い描いてた感じに仕上がってる渾身の作品だと想像できるからこそハマらなかったことが悲しい。三池崇史の『初恋』とかだと、染谷将太とか大森南朋ベッキーの立ち回りを嬉々として楽しめたんだけど何が違うんだろうな。

唯一というか私が好きだったキャラクターは柄本明のヤクザですね。日本版オリジナルキャラクターらしいんですけど、『ヤクザと家族』を作った藤井道人監督とは思えないほどのヤクザの強い世界になってました。

 

最後はどうにもならなくて三池崇史の『Dead or Alive』みたいな落とし所になるのめちゃくちゃめちゃくちゃだけど好き。この感想で三池監督を比較で出してしまうのは、三池崇史の『最後まで行く』を観たかったからです。今作よりも下品でグロテスクな部分も増えただろうけど、笑えるところは心から笑えたと思うし、そこからの裏切りはすっきりとカタルシスに繋がったと思うので。ない話をしました。

 

磯村勇斗くんは噂通りずっと死んでいて、でも雑魚な感じがすごく好きでした。岡田准一綾野剛は想像通りなので以下省略。

 

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