取り留めもない

映画や舞台の感想書いたり、たまに日記も

映画『Blind Mind』

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STORY

「美しい」って何だろう—。

恋に無欲な盲目の青年と、ルッキズムに苦しむインフルエンサーの少女。

互いに見えない”鎖”をほどき合う、小さな出逢いの物語。

盲目の満井祐は、周囲の人々と関わりながら日常生活を送る。 しかし、恋に旺盛な同居人・ジェリーと対照的に、自分は恋とは無縁だと言い切る祐。 ジェリーの言う 「美しい」 がピンとこない。

一方で、SNSインフルエンサーの仲道フミカもまた、その言葉の檻に囚われていた——

ブラインドマインド | Blind Mind

REVIEW

映画が見たい!という気持ちが先にあって、そのときやっていた中で1番惹かれたのがこれでした。佐藤寛太も好きだし。

短編映画、かつ割と内輪なスタッフとキャストで作ってることがひしひしとわかっていたので期待はし過ぎていなかったんですが、テーマ以上のものはなかったですね。盲目の青年が、ルッキズムに苦しむ女性と恋に落ちるという話です。結構センシティブな話なのになー、と思うところとかご都合主義な展開とか、端役に感じる演技の拙さとか。良い映画ってそう判断されるまでに「変なところが気にならない」というのは前提にあって、そこに至るまでに結構時間がかかるのかもと思ったりした。最近はあんまり観ないけど、MOOSIC LABの作品とかと比べても良くも悪くもこの作品は出ている人たちがまあまあ有名で、という時点で色んな人に観られるし期待もされるから難しいよなと。

主役の佐藤寛太のイメージビデオかと思うくらい彼の顔と瞳が美しく描かれているせいで、少なくとも美しいはずのヒロインよりも目立っていたのが気になったけど、それは佐藤寛太が好きな私からすると非常に嬉しい部分でした。でも彼と平祐奈が恋するってなったら『ヒミツのアイちゃん』を思い出さずにはいられないキャスティングでなんだかそんな余計なことばかり気になってしまって申し訳なかった。なんだろう、純粋に作品を楽しめなかったなという感じです。