STORY
11月1日の諸聖人の日を迎えたエストニアのとある村。そこで暮らすリーナ(レア・レスト)は、ハンス(ヨルゲン・リーク)に思いを寄せていたが、父親は農夫エンデルに娘のリーナを嫁がせることを勝手に約束していた。一方、ハンスはドイツの男爵(ディーター・ラーザー)の娘(ジェッテ・ルーナ・ヘルマーニス)に一目ぼれする。
REVIEW
想像以上にファンタジーで奇妙な映画。ラブストーリーであり、寓話であり、人間ドラマなんだけど、個人的にはヤンシュヴァンクマイエルの作品を感じさせる映画だなと思った。今考えると面白いのかはすごく難しい。映像の美しさと、物語の儚さは良いんだけど、とびきりここがいいってところが思い出せない。ただ歴史的なこととか階級とか土着的な何かとかあんまりピンときてない人間にも普遍的な話として考えられて良かったというところもある。
1番良かったのは男爵の役の俳優さんだったけど亡くなったらしい。かなしい。あと、クラット？を見てたら犬王っぽさもあるなぁと。以上です。
