取り留めもない

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キャラメルボックス featuring D-BOYS 『また逢おうと竜馬は言った』

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STORY

ツアーコンダクターのくせに、すぐ乗り物に酔ってしまう、岡本。彼は坂本龍馬に憧れていて、竜馬のような男になりたいと願っている。しかし、いつもドジばかり。今日も彼のミスで、同僚の本郷とその妻・ケイコが大喧嘩。ついに、ケイコは家出してしまう。竜馬の力を借りて、喧嘩の仲裁に乗り出すが、絵画密輸事件に巻き込まれて、話は思わぬ展開に・・・・・・。

キャラメルボックス2016公演 『また逢おうと竜馬は言った』 | 演劇集団キャラメルボックス

REVIEW

 最近、劇団の色がわかってくるようになった。特にこのキャラメルボックス。話がどんどん進んで、謎と驚きと涙に包まれて大団円。普通に楽しいすごいというのが圧倒的な観劇後感。今回もそんな素敵な物語にfeaturing D-BOYSという俺得な作品だった。初日なのであまり詳しいことは書けないし、White(三津谷亮が主役バージョン)しか観てないのであしからず。

ストーリーは上に書いた通りで、坂本龍馬に憧れるヘタレな主人公が成長していく物語なんだけど、なんていうか今回においてはこの主人公がそのまんま三津谷亮って感じで(いや三津谷亮なんだけど)、観ていてとっても愛おしくなってしまった。いや本当にいい意味で本人だった。飛んで跳ねて泣いて笑って怒って全部が三津谷亮という役者から発せられてて、人間が生きているという感じがひしひしと伝わってくる。私は彼に祈ってしまうタイプのオタクなので、そのことがとても嬉しかった。あんな風に輝く姿観せてくれるなんてありがとうって思っちゃうよ。

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そのほかDからのキャストについて言えば、やっぱり陳内将新選組衣装が最高。気障な陳内将が最高。本当に大好き。山田悠介は『ホテル・カリフォルニア』で観たときと180度違う硬派なイケメン役でこんな役も似合うんだなって思った。物語上、三津谷さんと絡むことも多かったから、台詞とは離れたところでしゃべったりしていて楽しそうだなぁという感じだった。前ちゃん(前山剛久)は舞台で観たのは『夕陽伝』の富士丸以来かな。富士丸も弟を一生懸命守る兄としてかっこよく美しかったけど、こういう「世代の若者」をストレートプレイで観られて嬉しかった。急に拳銃を持ってやってきたときはどこのスパイだよって思ってしまったというのはここだけの話。「ゆとりですがなにか」もそうだけど、時事的なネタとちょっと古めのギャグを入る塩梅が良くて、日常的なクスッとする笑いというか笑いがどれも心地よかった。それにしても大阪で毛布を扱ってるその名前の会社なんで直ぐにググれてしまう案件過ぎ。

それにしてもキャラメルボックスは満足度が高い。俗にいうコスパが良いってことなのかな。ユースチケット(24歳以下)とかOVER60割引とかあるからぜひ機会があれば観てくれよなって感じ。

 

ところで三津谷亮って何回書いたんだろう。 

 

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