REVIEW
映画版は映画好きの必修科目かなと思って2年前くらいに観た。その時の「なんだか分からんがこれはすごい」という気持ちがふつふつと湧いてきて、最後は「ねにこれめっちゃ楽しいじゃんーーー!」で終わるサイコーな作品でした。
まずは東京ゲゲゲイメンバーとダンサーによる「売り子7」という売り子アイドルが、前説&グッズ販売をするんだけど、BOWちゃんの観客人気が半端ではない。柳原可奈子みたいな話し方してもの売りつけられると、なんか買ってしまいたくなる気持ちわからなくない。あと、その中にも女装して紛れ込んでいたダンサーの戸塚慎氏がかっこよすぎて無理だった。なんだろうあの顔と骨格の良さ。好き。
本日も絶賛稽古でっす😁✨
— 戸塚慎 (@SHINTOTSUKA) 2017年10月9日
疲れはあるけど、何か毎日わろてる(*≧∀≦*)
河原さん演出で新たに作られる
ロッキーホラーショに
乞うご期待👏✨
いってきます‼️ pic.twitter.com/SbhnYOQ9Dc
話は戻って、物語はまあ映画とほぼ一緒で荒唐無稽な出来事の中で、性の解放とかマイノリティーのシニックな表現がいろいろ盛り込まれていて、それなりに考えるところもあるんだけど、そんなことよりなにより曲やダンスで全部を飲み込んでいく感じが舞台だとさらに近くで感じられて良かった。
特に、今回のバックバンドに女王蜂のメンバーがいたこともあって、割りと女王蜂のファンも多かったように思う。そんな私も女王蜂好きだし、ほんと時勢とあってこの作品にアヴちゃんが役者と出ていることが奇跡のように感じた。
ときどきメンバーもモブとして参加するんだけど、ひばりくんが楽しそうにしているのを見ると「きゃー」となってしまうオタクが心のなかにまだ住まっていて安心した。
ソニンと小池徹平は始終『ビバリーヒルズ青春白書』のモノマネをする友近となだぎ武みたいな喋り方でそれだけでもしんどいのに、歌が非常に上手いのでかなり笑ってしまった。歌が上手くて笑うってどういうことやねん。
あと、久々に見た上木彩矢がめちゃくちゃかわいくて、というかイメージが全然違って恋をしてしまった。
ゴスでパンクな下のサイトにあるようなスタイルが好きだからドツボ過ぎてつらい。マニパニとかで髪を染めてコルセット巻くタイプの人間でした。
古田新太はマジで古田新太だなという感じ。特に何も言うことはないっすと思うと同時に、あんなに歌手本業でやってるような人たちの中で劣らぬ歌唱力はすごい。ゲテモノなんだけど「美声だな・・・」って思ってしまった。
想像以上にライブ感がすごくて、それはもちろん作品の素晴らしさあってのことなんだけど、こうであればもっと楽しいのにと思ったのは、ある程度観客がシンガロングできるものであればよかったのにな~ってことくらいかな。例えば、パンフじゃなくてスクリーンに歌詞を映すとか、歌詞付き動画を先にリリースしておくとかね。何回も見に来れば空で歌えるようになるのかもだけど、日本語の歌詞になってるしやっぱり難しい。でも、何も考えずに楽しく見られる作品であることは間違いない。おすすめ。
公式サイト
参考記事
【感想】ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」に予備知識なく行ってみたら... | 2017年公演 - アートコンサルタント/ディズニーやミュージカル、ビジネス情報サイト