激しい衝動に駆られて、予定していた11月のライブを前に、EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014THE REVOLUTIONの東京ドーム公演2日目に行ってきました。全体の感想を詳しく書こうとも思ったのですが結局言語化することができず、私に言えるのはこれです。
ヤバかった!!!
キラキラ⇒ギラギラ⇒ぐわんぐわんとなって、恐ろしい程の情報量と雑多な音の暴力(良い意味で)そして、観客を含めた会場の『祭り感』は想像を絶しました。まるでエレクトリカルパレードです。ディズニーなんて暫く行ってないけど、そう確信しましたね。
そんな中、個人的に音楽として一番楽しかったところがここ。
BACK TO THE FUTURE by. EXILE SHOKICHI, VERVAL, SWAY, THE RAMPAGE
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THE ANTHEM by. EXILE SHOKICHI, DOBERMAN INFINITY, CRAZY BOY
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FIGHTERS by. 三代目J Soul Brothers, EXILE SHOKICHI, DOBERMAN INFINITY
なかなかクセのある歌声だけど、ネスミスの隣にいると気にならないという魔法のかかるショー吉さんのソロからドーベル、三代目のエリちゃんを加えてのTHE ANTHEM。更にそこから三代目のFIGHTERSに続くこの人通りのオラオラゾーン。因みにセトリには書いてありませんがこのステージにはGTOことアキラが居ました。
これに関して、今月の月刊EXILEで、LDHのHIP HOP担当としてアキラ、ショー吉、エリちゃん、ドーベルが集まって、いかにLDHでヒップホップをしていくかみたいなことを語っていました。その試みというか、この面子がTHEジャパニーズエンタメの長とも言えるLDHの中の希望だなと思うんです。
だって誰もLDHに日本のヒップホップを任せようなんて考えてないじゃない?
そんなことにでもなったら、アングラの強面ラッパーたちが一気に攻めてくるよ?
それでもやるの......?俄然、推すね……!
(不憫な子ほど愛するタイプです)
そして実際このコラボステージが楽しかったんです。LDHで音楽的に凝ってるのはセカンドだと思っているのですが、その要素もありつつ、よりEDMに振れたショー吉ソロから、少し玄人好みに寄せたサイファーっぽい試みのTHE ANTHEM、からのオラ曲のFIGHTERSはアンセムの硬さを上手く昇華してるなと感じました。アンセム自体、トラックとしては典型的なギャングスタラップなのだけど、それをLDHがどうやって広げていくかって考えただけで楽しい。
そういうアングラ中心で発展してきたジャンルの音楽を、メインでやっていくのって、分かりやすい対抗勢力(オーバーグラウンド文化に対するアンダーグラウンド文化)がなくて難しいと思うんです。特に、ショー吉さんとかLDH愛に溢れて作詞するタイプの人だと、結局はそれっぽいものに止まりそうで……。(下記リンク参照)
SHOKICHIが"LDH愛"を歌う『THE ANTHEM』『EXILE EX-PRESS』(MATSU,佐藤大樹) - YouTube
あとは元々パフォーマーのエリちゃんがマイクを握るっていうのもいいよね…ロマンだよね…岩田…(ビーパス11月号参照) アキラさんに次いでエッジィなエリちゃんのことは大事にしていきたいし、LDHの家宝にしてほしいよ、本当に。
散々、曲のこととか書いてきましたけど、最終的にこのステージを掻っ攫っていたのはアキラさんでした。ただ、オラってダンスしてっただけなのに、カッコ良さが規格外で受け止めきれなかった。ごめん。