取り留めもない

映画や舞台の感想書いたり、たまに日記も

舞台『夢の裂け目』

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STORY

昭和21年6月から7月にかけて、奇跡的に焼け残った街、東京・根津の紙芝居屋の親方、天声こと田中留吉に起こった、滑稽で恐ろしい出来事。ある日突然GHQから東京裁判検察側の証人として出廷を命じられた天声は、民間検事局勤務の川口ミドリから口述書をとられ震えあがる。家中の者を総動員して「極東国際軍事法廷証人心得」を脚本がわりに予行演習が始まる。そのうち熱が入り、家の中が天声や周囲の人間の〈国民としての戦争犯罪を裁く家庭法廷〉といった様相を呈し始める。そして出廷の日。東条英機らの前で大過なく証言を済ませた天声は、東京裁判の持つ構造に重大なカラクリがあることを発見するのだが......。 

夢の裂け目 | 新国立劇場 演劇

REVIEW

正味すばらしいミュージカルだった。軽く始まってそのうち深く考えて、勝つことよりも生きることを望んだ日本人を思うことができた。高尚な考えも立派な生き方も要らない。必要なものがなんだか分かって、それをしっかりと手に握ったら離さないようにだけすればそれだけでいいのだとそう思えた。

内容とは直接的に関係はないのだけど唯月ふうかちゃんがめちゃくちゃ可愛かった。