取り留めもない

映画や舞台の感想書いたり、たまに日記も

コントが始まる、を見た

ここ最近、お笑いコンテンツを過剰に摂取してその生き方に自分とは違う何かを感じていたのだけど、このドラマを見て私が違うと感じていた人たちはお笑い芸人だからとかではなく、人間として何かが決定的に違う人たちなんだろうなと思った。これは本当に抑揚のない作品だった。ドラマなのにドラマチックではなかった。でもこの中に出てくる人たちがこの世の中の大多数なんだということが手に取るように分かった。

私は特に中浜さんの感じが自分と重なった。他の人から見たらそんなに素晴らしいものでなくても、その何かに救われるというのは本当によくある。私の場合、生きていくということを支えてくれたのは自分と関係がない他者であったことの方が多かった。家族や友人ももちろん大切だけど、そうじゃないなにかの方がすがりやすい。宗教みたいなものだと思う。