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映画『青くて痛くて脆い』

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STORY

 人付き合いが苦手で、常に人と距離をとろうとする大学生・田端楓と
空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃。

ひとりぼっち同士の2人は磁石のように惹かれ合い秘密結社サークル【モアイ】を作る。

モアイは「世界を変える」という大それた目標を掲げボランティアやフリースクールなどの慈善活動をしていた。
周りからは理想論と馬鹿にされながらも、モアイは楓と秋好にとっての“大切な居場所”となっていた。

しかし
秋好は“この世界”から、いなくなってしまった…。

秋好の存在亡き後
モアイは社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系の就活サークルに成り下がってしまう。

変わり果てた世界。
取り残されてしまった楓の怒り、憎しみ、すべての歪んだ感情が暴走していく……。
アイツらをぶっ潰す。秋好を奪ったモアイをぶっ壊す。どんな手を使ってでも……。

楓は、秋好が叶えたかった夢を取り戻すために親友や後輩と手を組み【モアイ奪還計画】を企む。
青春最後の革命が、いま始まる−− 。

映画『青くて痛くて脆い』公式サイト

REVIEW

展開は想像してたとこどもあるけど、そこよりも感情むき出しの吉沢亮(楓)に衝撃を受けた。大学生だなって。あんな人間に対しての感情、私も学生までだったな、とちょっと羨ましくなったし。

あと、個人の理想と組織の理想をあわせるのは難しいとつくづく思った。いろんな人が介入してくると、ひとりひとりの繋がりが希薄になるし、理想や人の他に組織のことを考えなくちゃいけなくなる。個人の理想をいちいち加味することもできなくなる。団体の方向性も変わらざるを得ないよなと。こういうのを観るたび資本主義の利点と美しさにも気がつくと言うか、お金を稼ぐことって悪じゃないし、本来的に多くの人を動かしたければどこかでお金が動くだよなと。お金を稼ぐということが中心にある活動のほうが、堅い。多くの非営利団体が素敵な活動をしていると思うけど、そこには圧倒的なリーダーと理想が揺るぎなくないといけないと思うし、やっぱり大きさには限度があるんだよなあと。

秋好も楓もちょっとずつ変わっていって、お互いに感じる価値も変わっていて、でもそんなこと無視して楓は秋好を糾弾して。でも、その糾弾に対して素直に「間に合せの関係だった」と認められる秋好は大人だなと。ということで分かったのは、本当の理想主義者は秋好ではなく、楓だったんだなってこと。潔癖ぐらいな勢いで理想を追い求めてたんだろうなと。方法は最悪だったけど。

秋好はきっとよいリーダーになる。そのために、楓の存在や今回の出来事は重要だった。まあ大学のサークルなんて大体は害悪しか産まないけどな。