来日する度に行っちゃうし、ライブDVDも買っちゃうしといういつまでも私の青春であるFall Out Boy。ツアー初日に新木場まで行ってきたのだけど、やっぱり楽しかった~~~!という誰のためにもならん記録を残しそうだったのでFOBの愛すべき点や見どころを箇条書きしていきます。
全体的に演奏が下手
これそんなに言ってる人は見ないんですけど、私個人の感想としてはメチャクチャライブの演奏が下手だな~~~と思います。なんだろう、ボーカルのパトリックの素晴らしいメロディなど関係ないと言うような、自己主張の強いギターとドラム、そして高度な演奏もないのにいっこうに上手くならないベース。でも、全部愛せるって感じ。そもそも、客は全力で歌ってるので、あんまり気にならん。
PETE(ベース)のMCが口下手過ぎる
そもそもテンションのガンガン上がった状態で聞く英語なんてほとんど頭のなかに入ってこないんですけど、彼自身「上手いこと言ってるようで基本的には文字起こしすると恥ずかしい」内容をお話いただいているので、客は流しがちです。分かってもそんな重要に感じないことも多いしな。でも、初期から必ず入れてきます。この時の見どころは静かに待っているほかメンですね。
VJがあんまり曲と関係がなくて邪魔
ディスみたいになっていますが、ディスですね。よくあんなに統一感のない映像に仕上げられるなと思います。実は深層心理的なものが、っていう話なら馬鹿なのでわかりません。
基本的にメンバーがビジネスライク
私がそう見えているだけなのですが。もちろん仲が悪いと思ったことはないけれど、FOBに関しては商業的に成功したバンドとしての挟持と惰性を感じるところも良いなと思います。映画『ララランド』のセブがバンドのツアーやらなんやらで全然時間がなくて~っていうあの感じ、このバンドがクソ人気だった頃にめちゃくちゃ感じてました。 一度活動休止したけど戻ってきてくれて、何があったか知らんけど、ファンはまたライブに行ける事自体が嬉しいんだよ。わかってる~!2013年のサマソニ*1でも泣いた勢です。
メンバーがメチャクチャ動く(ドラムを除く)
固定位置はあるんですけど、皆動きまくってるし目が足りない状況が常にあります。
『American Beauty/American Psycho』の盛り上がりが尋常ではない
もちろん『Dance, Dance』とか『Phenix』『This Ain't A Scene, It's An Arms Race』では盛り上がるんですけど、この曲に関しては意外だったというか。コール&レスポンスがあるとか、歌詞分からんでも歌える最高の曲だってこと。
定番の流れがある
セットリストはツアーで変わるには変わるんですけど、いわゆる「皆が好きな曲」はやってくれるのが素晴らしいなと。初期のパンク色の強い頃の曲とか。お決まりなのは最後の曲が『Saturday』であることですかね。記憶が定かじゃないけど、このMVは曲を出してから結構あとに撮影されたかなんかで、いい感じにエセっぽい。
107 Fall Out Boy Facts
あと107 Fall Out Boy Facts YOU Should Know (Ep. #58) をなんとなく自分用にまとめました。ご査収ください。(割愛しています)
- シカゴ出身のパンクバンド
- アンディー(ドラム)の影響を受けた人はメタリカのラーズ・ウルリッヒ
- パトリック(ボーカル)は本屋で出会ったジョー(ギター)に誘われた
- ジョーとピート(ベース)が元々知り合い
- パトリックはドラマーとして入ったが、すぐにギターになった
- パトリックはソロとしても活動
- パトリックはプリンス、マイケル・ジャクソン、ピーター・ゲイブリエル、フィル・コリンズ、デビッドボウイ、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、グリーンデイ、ブリンク182、エルヴィス・コステロ、ジャンルではクラシックに影響を受けた
- ピートはサッカーと音楽が二大関心事
- ピートが影響を受けたのはスミス
- ピートは鬱っぽい時がありそれがFOBの原動力でもあった
- ジョーはグリーンデイに影響を受けた
- アニメのシンプソンズのキャラクターがバンドの由来で、ファンが名付けた
- 初のライブはカフェテリアでブラック・サバスのコピバン
- 最初のEPを出した頃にアンディー加入
- 最初のレーベルはUPRISINGレコードで、その後Fueled By Ramenへ
- 『Sugar, We're Goin Down』で一躍有名に
- SNS(Myspace)で人気拡散
- FOBは映画のサントラ(ゴースト・バスターズ、ナイト・ビフォー・クリスマス、ビッグヒーロー)としてよく使われている
- 2006年のグラミー賞ノミネート
- ジェイジーやウィズ・カリファなどヒップホップアーティストとコラボ
- ピートがDECAYDANCEというレーベルを立ち上げる
- 現在DCD2に改名
- DCD2にはトラヴィスマッコイ、Panic! At The Disco、Cobra Starshipなどがいる
- ピートはアシュリー・シンプソンと結婚していた(子供もいる)
- ピートはBLACKCARD名義で活動もしている
- パトリックは作曲家としても活躍
- SAVE ROCK & ROLLのアルバムのMVシリーズは『The Young Blood Chronicles』*2
- 『The Young Blood Chronicles』はダフト・パンクの『インターステラ5555』に影響を受けた
- 2009年、無期限の活動休止発表
- 2013年、約4年振りにアルバム『Save Rock and Roll』とともに活動再開
- ピートは恋人との間に実質二人目の子供がいる
- ジョーとパトリックも既婚者で子持ち
- FOBとしての収入は均等に分けられている
これ書き出してみたけど、自分がアクティブなファンだった頃からそんなに情報の更新がないな。という感じで、昨日のライブでは古き良きバンドを聞きにこられている風情の二十代以上が多かったので、ワンオク*3経由でもなんでも良いからFOB聴いてねという気持ちです。