取り留めもない

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『ジェニファーズ・ボディ』はバンドの物語だった

今さらDVDで観た映画の感想をいちいち書くのもアレかなとは思ったんですけど、ちょっといまDecaydanceのバンドというか、その所属している人たちへの想いが満ち満ちているので書いておきます。そもそも、『ジェニファーズ・ボディ』を知ってる人はどれだけいるんだろうか。

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STORY

学園一美しいジェニファー(ミーガン・フォックス)と内気なニーディ(アマンダ・セイフライド)は、幼なじみで同じ学校に通う親友同士。しかし、ある事件をきっかけにジェニファーは急激に美しさを増し、学園中の男をとりこにしていく。一方、町では凄惨(せいさん)な殺人事件が続発しており……。

映画『ジェニファーズ・ボディ』 - シネマトゥデイ

 

感想は特に書きません。ミーガン・フォックスが現実に悪魔だったという話です。それよりも大切なのは、この映画を観たきっかけ。

Jennifer's Body Music From Motion Picture

Jennifer's Body Music From Motion Picture

 

音楽監修がDecaydanceの親会社(その当時)のFueled By Ramenなだけあって、ほとんどそこらへんで固められてて、劇中でPANIC! AT THE DISCO
『New Perspective』、エンドロールでCobra Starshipの『Chew Me Up and Spit Me Out』が流れた時にはそれだけで観てよかったってなった。ちなみに、この界隈で一番ファンやってたのはCorbasです。

そもそもこの映画ってどこ出発だったんだろうか。2010年って、エモバンドブームの絶頂のころで、この映画の中でもそういうバンドを皮肉ったところが総てのことの発端だし、いわゆるエモボーイも出てくる。ホラーではあるけど、それよりもエモという文化のブームをシニカルに表現したかったんだと思う。そのころ、ブーム真っただ中なだけあって見た目も曲もどこかのパクリみたいなバンドも多かったし、どれも「まぁまぁ」イケてる奴らの中で、インディーズでやっていくのもそう簡単じゃなかっただろうし。「適当にやって売れたんじゃねえよ」って言いたかったのか。だからって、悪魔と契約するっていうのはわかりかねるけど。

悪魔の儀式をしたバンドマンが、「映画か音楽番組にでも使ってもらえなきゃ(売れない)」って言ったところで一番笑った。というか、このレーベルが一番そういうこと上手いじゃんって。覚えてる限り結構な数サントラで参加してる。しかもエンタメど真ん中。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス・スペシャル・エディション・オリジナル・サウンドトラック

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Almost Alice

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「ゴーストバスターズ」オリジナル・サウンドトラック

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スーサイド・スクワッド・サウンドトラック

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音楽性いかんもあるけど、よく聴かれなきゃ覚えてもらえないし、露出って大事。ツアーのバクステで空気銃で遊んだり、壁に穴開けたりして、「ほんと馬鹿だな」としか思ってなかったけど、そこらへんなにも考えてなかったわけじゃないんだな、と映画を観ていて思ったのでメモでした。