取り留めもない

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ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-

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STORY

19世紀の英国。セバスチャン・ミカエリスは、名門貴族ファントムハイヴ家に仕える万能の執事。
しかし、その正体は、13歳の当主シエル・ファントムハイヴと契約した“悪魔”だった。
女王の密命を受け暗躍する“悪の貴族”シエルと共に、裏社会の事件を闇で片付けている。
契約が完了する最期の日まで――。

ある日、「死者蘇生」の噂を耳にしたシエルとセバスチャンは、その真相を探るうちに
「医学による人類の完全救済」を掲げる秘密結社・暁(アウローラ)学会の存在にたどり着く。
二人は調査のため、暁(アウローラ)学会の集会が開かれるという豪華客船『カンパニア号』に乗り込むが…。
華やかなはずの処女航海に隠された真実が、いま解き明かされる。

ストーリー|ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-

REVIEW

昨年のサーカス編に続き、観てきました生執事。

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総論としてはまず内川蓮生チャンが大きくなってた。お歌も上手くなってたし、シエルとしての佇まいがすごく様になていた。それに今回はリジーもいたことで、シエルが子供であることとファントムハイヴ家の伯爵として生きていることがくっきり対比されてもうなんていうかすごくシエルだった。

そして古川セバスチャン。前回より顔が小さくなってる気がするんですけど、きのせいです?もしかしたら脚が長いからそう見えるの?さすが5メートル(?)あと「あ~~~~あ~~~」と裏声は作曲家の趣味だと思うんですけど、最高ですね。3時間くらい聴いていられる。ミラクルです。っていうかどんどん悪魔みが増してるっていうか、過去の回想シーンが一番好きなんだけど、ああいう関係性を表現するにはふさわしいビジュアルと嫌味な喋り方だと思う。

カンパニア号といえばリジーなんですけど、ほんとリジーがリジー過ぎてってさっきと同じようなことを書いてしまうけど、めちゃくちゃかわいかった。かわいくて強くいリジー。ヒールを履いて虚勢をはるシエルの隣で笑ってるかわいいリジー。殺陣も鮮やかに決めていて本当にすごい子だよ。歌い方がなんかちょっぴり演劇女子部をお追い出してしまった。

初めて生で見たグレルめちゃくちゃ好きですね。味方ロナルドとの絡みがよい。味方くんは滑舌の人なのでついそういう話し方を期待してしまうのだけど、チャラいっていうか軽い人でした。軽薄そう。

もう一人の主役はアンダーテイカーですが、これに関していうと物語を知らない方が楽しめるよね。知ってても最高だけど。漫画で読んだときはもうちょっと憂いを帯びた麗人だったなって感じだけど和泉さんが演じるとコミカルさがあってそれもまた良い。子爵との掛け合い?も楽しい。ところでししゃくの出オチ感がすごかったんだけど、単体の歌としては彼の曲が一番楽しかった。自然と拍手してる自分がいた。

にしても自分にとってミュージカルとしてめちゃくちゃ好きだと思える作品は少ないから、ミュージカル黒執事が永遠に続いてくれればいいなと思うのでした。

公式サイト

www.namashitsuji.jp

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