あらすじは前の記事参照でお願いします。
第一部よりは良かったなという感じです。それは主に、坂本龍馬が暗殺される場面があるからと言っても過言ではない。日本の歴史にウルトラ疎いので物語として追うのは早々に諦めたということもあって、完全にカタルシスシーンにしか反応しないという体たらく。全員でのダンスの時には、圧倒的な顔ヂカラの松田岳を先頭に美しく儚く、老いも若きもキラキラしてて見応えがあり最高です。あとは、前作『真田幸村』の徳川家康を召喚する場面には個人的に一番うるっとしてしまいました。そして、今回は特に年上組が輝いてましたね。私は土倉さんが好きです。
『龍の羅針盤』維新回天篇
— 土倉有貴 (@tokura_yuki) 2017年2月18日
みっかめソワレ!
いってきます!#のりあき#レアな和装 pic.twitter.com/gnSzMc073Y
でもやっぱり、歴史大好きおじさんはお腹いっぱいっていうか、彼らの輝かせ方は最高なのに、今なぜこれを?という妥当感のなさが否めないというか。芸術=アートなんて需要に呼応しようとしまいとどっちでもいいという持論はありますが、これ以上同じ路線ならコンテンポラリーダンスの公演観に行こうかなと思ってしまう。そもそもブルーシャトルプロジェクトってなんのためにやってるのか、ググっても分からなかったので教えてほしい。このままじゃ今のファンにしか観てもらえないような気がするのだけれど。比べてどうとか、こうしろとかでは全くないけど、Dステのようにシェークスピアやったり、韓国の現代演劇やったり、そのくらいチャレンジングであっても良いのでは。『柔道少年』は宮崎秋人の今を魅せる「再デビュー」の作品だと書いた*1けれど、やっぱり舞台上に立つ人たちの、その瞬間の想いだとか輝きが反映されてこそ、劇団とかある程度の演劇集団の作品という感じがするのである。作品の傾向や演出を変えれば、少なくとも新しいファンを増やすきっかけにはなるはず。以上、戯言です。かしこ
ひとまず松田岳の他舞台作品が観たいです。彼を真ん中には置かず、それなのに一際輝くようなそんな演技を魅せてください。