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BSP『龍の羅針盤 第一部 ー幕末死闘篇ー』

演劇

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STORY

明治十年、西南戦争始まる
新政府に反旗を翻したのは、薩摩藩を中心とする士族達
だが次第に追い込まれ
熊本・田原坂にて西郷隆盛は最後の刻を覚悟する
永く続いた武士の時代は、間も無く終焉を迎えようとしていた

薩摩藩士・村田新八は、かの男に託された羅針盤を見つめる

坂本龍馬

彼が夢見た未来の国とは
その命を断ったのは果たして誰なのか
龍馬とはいったい何者だったのか

羅針盤を手にした者たちが語る、坂本龍馬の五つの曳き波

時は幕末
池田屋から薩長同盟、そして大政奉還
時代は回天する
東へ西へ、龍馬は船を走らせた

ブルーシャトルプロデュース最新作 | 龍の羅針盤

 REVIEW

うーん、最初からネガティブなこと書いてしまうけど、一言で言えばテンポが良くなかった。それは物語を噛み砕ききれないからというか、昇華できてないからというか、そういうダルさを感じてしまったからだと思う。真剣なパートとお笑いパートがごちゃっとしてたし、ダンスも効果的ではなかったし、セリフが聞き取れないし、『真田幸村』で好きになったBSPじゃなかった。 この手の歴史ものをやる上で、カタルシスが重要だと思うんだけど、それがなかなか見えず、二部制にしたことが仇になった感じがあった。第二部を観たら印象が変わるんだろうか。

松田岳が演じる坂本龍馬ののらりくらりとした雰囲気は伝わってきたけど、だからといって愛せるほど好印象でもなかった。BSPの公演はダンスあり、歌あり、お笑いノリありのエンタメであることが売りなのに、物語に横槍を入れるようなら控えてほしい。今回はことごとくセンスが合わなかった。テーマ曲も前回のほうが劇中歌としては良かったかな。

それと、これは客席の問題なのだけど、BSPの公演というかまつがくの公演を観に行くと、必ずと言っていいほど低学年男子・女子がいるんだ。それが今日は尋常じゃないくらいうるさくて、自分にとって好みじゃない物語がさらに頭のなかに入ってこなくてしんどかった。結局お声掛けしたけど、そうしなかったらずっとうるさかったのかと思うと、恐ろしくて仕方ない。来るなとは言わないけど、子供がギブアップしたら退場してほしい。ちゃんとしてくれ親。

理解できたのはまつがくに青ライトを当てながら踊らせると最高ってことぐらい。今回はダンスにコンテンポラリー感が増していて、殺陣よりもダンスシーンが印象的だった。あんまり深く考えたことなかたけど、まつがくはニチアサっぽい「かっこいい演技」がしっくりきすぎて、かっこいいのにも関わらず、なんだか不満が残った。いいのかそれで。もっとしなやかに普遍的に美しく魅せてくれてもいいのですよという気持ち。個人的には今回は本当に彼以外の役者にポイントがなくて、せっかく劇団のような集団でやっている良さがないなと思いました。年代の幅もあるのだから、劇団スタジオライフ*1のような集団に近いんじゃないかなと思うんだけど。

あと、田淵さんはお笑い担当なの?なんだろう、あまり多くの例を挙げられないけど、末満さんの脚演作品にいつもシュールな笑いがぶっ込まれるように、大阪の劇団はそういう情緒のない笑いが好きなのかと思ってしまう。それって世界観を度外視するほど大事かな。好みの問題と言われてしまえばそれまでです。

なんだかんだ言っても、グッズも買ったし、DVDも買ったし、もちろん第二部も観に行くのでアンケートきちんと書いて出しました。楽しみです。

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