土曜日は韓国のバンドHKYUKOHのライブにduo MUSIC EXCHANGEに行きました。元々誘ってくれた友達が突然の体調不良で、自分も風邪気味というあまり良いコンディションではない中、それでもやっぱり素晴らしかったの一言に尽きる公演でした。
韓国のバンドって「チャン・ギハと顔たち」や「イ・ラン*1」をはじめとして、若者の哀しさとか、彼らの感じている前途の暗さを正直に描いて、その現実を見つめた上でまた新しく始めなくてはいけないという切実さの表現を魅力とするバンドがある。結構ある。その中でも人気が高いのがHYUKOH。何も取っ掛かりのない人にとっては、「なんで今ここで韓国のバンドきかなきゃならないんだ?」ってなりそうだと思ったので、近いところでこんな人におすすめという指標として上げるなら、ミッシェル・ガン・エレファントとACIDMANを聴いてきた30代~20代の男性は好きだと思う。
例えばドラマ「안투라지」で使われたMASITNONSOUL (맛있는술)
ギターの鳴かせ方、コード進行がミシェルのカッコよさを思い出します。
あとはこれとか、ACIDMANの渋い歌声やダウナーなメロディを彷彿とさせません?まあ、音楽的な素養は皆無なのでただ例えているだけなんですけど、現にそのあたりを好きだったような男性もたくさん見に来てました。そのおかげでチケットはソールドアウトだったようで。この他にカントリーっぽい曲も披露していて、本当に曲調が幅広い。
月並みな言い方ですけど、本当にかっこいいんですよ。かっこいいことをやってくれると信じられる。見た目よりもスタイルでそれを示している。
イギリスのスキンヘッズ的なストイックさと、それと間逆なテンポを狂わすようなゆるさ。なんていうか最高ってことです。また新しいアルバム出したら来てくれるそうなので、私は這ってでも行こうと思います。