舞台『光の光の光の愛の光の』

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愛は言葉になって、光の速さでキラキラと、君の方へと飛んでいく。
だけど、君には届かない。
君も、君の愛を、君の光を、別の誰かに飛ばしてる。
だけどそれも届かない。
片思い続けるたくさんの愛の光は、光の愛は、
どこまでもどこまでも繋がって彼方まで伸びている伸びている。
光の、光の、光の光の光の光の光の光の、愛の。光の。

キティエンターテインメント・プレゼンツ「光の光の光の愛の光の」

この前に2回、続けざま『露出狂』を見たテンションで楽しむ作品じゃなかったことは確か。ものすごく感覚的で、感情的で、視覚的なものを「愛」とい名のもとに一生懸命表現した作品だった。

ロロの三浦さんは、『いいにおいのする映画』のアフタートークでお顔を拝見したことがある程度で、ちょうどその時『ハンサムな大悟』が岸田國士戯曲賞の一歩手前でって話を聞いたなという記憶がある。

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なんでこの劇作家がここに呼ばれるのだろうとその時は思ったのだけど、実際に今回作品を見てみて分かった。演劇とはいえ、ものすごく視覚的で、説明が最小限で、そんなところがどことなく映画っぽい。パチパチと輝いてシュンと跳ねてパンと弾ける。それをそのまま見せながら、物語を進めていって、最後にはいつしか観客の心のなかに入ってきてグワングワンと揺さぶっていく。なにが起きたかわからないうちに終わっていた。

好きか嫌いか聞かれるとまあ自分のコンディション次第というか、ハマる人にはガッチリハマるけど、多分こういうのを笑っちゃう人もいるだろうなって感じ。もう少し地に足がついてると理解に難しくなかったんだけどな。