紅井レオが好きというはなし＋α

何回かこのブログにも書いているけど『ガチバン』シリーズが好き。

aooaao.hatenablog.com

キャラクターとしてのかっこ良さとか男気とかそういうところで言えば、窪田正孝演じる黒永勇人や佐野和真演じる森紋児の方が良いのは当然というか、そういう風に作られてるから当たり前なんだけど、私個人は紅井レオが好き。これをきっかけにして荒井敦史を推しに決めたということもあるし思い入れがある。

前にも書いたことだけどレオの性格は超リアリストで現金主義。「財布に金がパンパンでないと気が済まない」というところから、高校に行かずモデルとして働く傍ら闇金や売春の斡旋をしているようなクズ。夢や希望を心のどこかで信じている勇人を認められる程強くないということもあって、ことあるごとに勇人と対立する。基本的にはスカしているので、周りから人がいなくなりますが、TRIBALではレオのことが大好きという心愛が登場し、レオもレオなりに成長していかざるを得ない状況に。その後、父親によって与えられたクズ過ぎる理由で高校に行くことになるが仲間ができる訳もなく、それでも少しだけ人間に対して愛着が持てるようになったかなというところです。あと、ミポリンのことはたぶん好きだったと思う。だから勇人のことがめっちゃ嫌いだったんだろうし。

レオの強みで弱みは誰にも頼らないところ。誰にも期待せず信用せず、だからこそ自分のことだけ考えて自分のためだけに生きていて、最大の敵は自分の父親であるという問題をいつまでたっても乗り越えられない。本当は乗り越えることが怖い。自分の身の程を知り過ぎていて、自分の限界をハッキリ決めている。『ガチバン』のキャラクターの中で一番多くの問題を抱え、しかも解決しないままになってしまっているのでなんだかなという感じ。正直『闇金ドッグス』が羨ましいなと思う。安藤忠臣も好きだけど、レオだってレオの世界でまだ止まってるって考えたらもうやるせない。レオこそ成長していかなきゃいけない人間じゃないのって考えてたりする。もういっそレオと忠臣に出会ってほしい。ということで勝手に考えてみました。

紅井レオ（18歳）

高校三年
数学は得意（金勘定として考えている）
卒業後の進路は決まっていない
あわよくば闇金の仕事に戻ろうと思っている

川崎心愛（18歳）

高校三年
とにかく馬鹿
とにかくレオを慕っている
実家の工場を継ぐか悩んでいる

安藤忠臣（22歳）

ヤクザから闇金に転向
すでに闇金でやっていくことに腹を括っている
ラストファイナンスを一人で経営
いまではヤクザに金を貸し付けている

進路に悩むレオと心愛は道端のホームレスをカツアゲしながら暇な毎日を過ごしている。そんな二人の前に現れた忠臣。実はカツアゲしようとしていたホームレスは忠臣から金を借りていて、生活保護の受給日だったこの日に取り立てに来ていた。「それ返してくれない？それとも君が払う？」と聞く忠臣。本物の闇金の忠臣に対峙したレオ。怯んだわけではないが、相手がそれを生業としていることから手を引く。

次の日、レオが学校から帰ると家の前に忠臣が立っている。「あれ君、昨日の。お父さんが俺から金借りててさ。どこ行ったか知ってる？」とレオに尋ねる。「しらねぇよ」「あ、そうだ君『ふぁいなるふぁいなんす』に金借りたことあったよね。あそこのオーナー金貸してた奴に殺されたよ」「は、どうでもいいし」そんな会話をして立ち去った忠臣。レオはあることを心に決める。

それからしばらくしてレオの父親はレオの前に姿を現して金をせびった。そんな父親に対してどうしても突き放せないレオは「もう一生俺の前に現れるな。あの橋を渡って帰ってくるな」と言って手元にあった10万円を渡す。父親は「わかった」と言いながらレオの前から姿を消す。
数日後、また忠臣がレオの前に現れる。「お父さんが帰ってきたら電話してって言ったよね」結局レオの父親はレオに借りた金で返済すると同時に忠臣からさらに金を借りてそのまま飛んだという。「でも君が払ってくれればいいからさ」「ふざけるなよ」「ふざけてねえよ。これが俺の仕事なんだよ」「お前はお前の正義で生きている。それがウザくて仕方ねえんだよ」そして決闘。「俺、学ランの奴大嫌いなんだよね」「気が合うな、俺もお前みたいなクソみたいな正義振りかざす人間が大嫌いなんだよ」僅差で勝ったのは忠臣。レオは父親の借金を背負うことになる。「まぁいいや、返してほしけりゃ返してやるよ。俺に金貸しのやり方を教えろ。いくらでも這い上がってやるよ」＜完＞

これがほしい。全然心愛出てきてないけど、まぁたぶんことあるごとにレオを心配して、レオのお父さんを探してくれたりするよ。ってこんなどうでもいいことを書くために時間を使う人がいるってことをAMGさんには知ってほしい。それだけです。