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映画『血まみれスケバンチェーンソー』

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STORY

解体屋の娘でスケバンの鋸村ギーコ(内田理央)。ある日、ギーコが追試を受けるべく学校へ行く途中、同級生でマッドサイエンティストのネロ(山地まり)が作り出した改造人間の爆谷さゆり(佐藤聖羅)が刺客となりギーコを襲撃する。さらには、元女学生で男子に改造された怨憎(玉城裕規)率いる忍者部がギーコに襲い掛かり、ギーコはチェーンソーを手に対抗するが……。

映画『血まみれスケバンチェーンソー』 - シネマトゥデイ

 

REVIEW

スケバンのギーコがマッドサイエンティストな同級生ネロにつけ狙われてなんでそんなことをするのかと問いただすと、以前ギーコに仲間意識をもたれたせいで、全人類に復讐するというネロの意思を揺るがした、だから許さないとのこと。それだけの話でも別良い。むしろちゃんとした理由なんて必要ないと思う。だけど、この理由がネロの口で語られるまでなんとなくでもわからず、そのせいで全体的にだるかった。回想カットで観客に分からせようという意思を感じるんだけど無理。最後も「仲良くなったら復讐できないじゃない!」というどうでも良い女の理由を女々しく表現できていなかったと思う。特にギーコがネロにキスして「これで関係ないなんて言えなくなったな」的な男前発言をしたところでネロを殺しちゃうところも意味不明。「これで復讐できないだろ、ザマーミロ」で殺さないのがまあ妥当性ない?妥当を目指せという訳ではなく、とりあえずデフォを踏まえずに殺しました感がすごかった。理解できる必要はないけど、観客をぶっ飛ばすならもっとぶっ飛ばしてくださいという感じ。コメディはたぶん向いてないんじゃないかな。唯一面白いと思ったのは工作部部長の不良語り。

ギーコは本当にギーコ。他のキャラクターも原作を踏襲していたと思う。美人は美人、ブスはブスという対比を感じた。ただ、だーりおはもっとふんどしを見せるべきでは?気慰め程度にちらっと見えるだけで、私が彼女のお尻ファンだったら怒る。玉ちゃんはだいたい玉ちゃん。頭がぱっくり割れる推しなんてなかなか観られないので有難かったです。ネロは一番絵に近づいていた。

日本のスプラッタ映画のことを考える時「安全安心の日活」だと思っている。それが最近感じられたのは『ライチ☆光クラブ』。それから比べると本当に見習ってくれという感じ。こんなヴィレバンで売ってそうな内臓模型を見せられてもしらける。血じゃなくて半透明の液体が吹き出すのも良く分からなかった。いっそ肉屋でもらってきた本当の内臓でもよかったのでは。

全体的に音の印象が薄い。そのせいもあって映像の疾走感が完全になくて、もう本当にだらける。爆音映画祭とかで1.5倍の音量であればまだ良かったと思うところもちらほら。

 

この監督のことがちょっと心配になった。偶然だけど映画を観に行く前に『メサイアー漆黒の章ー』を見てたんだけど、実はこれが2回目で、そして今回も3回くらい寝落ちした。設定他は面白要素満載なのにどうも映画としてはだるい。DVDスルーで然るべしという感じ。『グシャノビンヅメ』は俳優とか関係なく観ていて、すごく面白かったのにな。インディ映画の方が好きなことが出来る分向いてると思うんだけど。つまり誰かのためにお金と人を使ってどうでも良いものを作るなら、自分のために出来る範囲で作れるものを作った方がいいんじゃということ。まあ私がなんといってもどうにもならないものはならないのだけど。