取り留めもない

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映画『残穢』

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折角外に出たのでということで観てきました。

ざっくりと「橋本愛の肩幅」「成田凌の窪塚洋介感」「超古典的で因果の分かるなジャパニーズホラー」が堪能できる映画でした。日本のホラーにありがちな、「結局は人間が悪い」というような納得できる理由がそこにあってちょっと興醒め。異様さが薄いのかな。もはや全人間に対する因果応報みたいなことになってた。個人的に不条理でもなく、笑えもしないホラー映画は観て損した感が強いので期待値が高かっただけに残念でした。わざとなんだろうけど最後はもやもやさせ過ぎなのでは。事故物件許容くん(成田凌)が死ぬのは流石に薄い理由だなと思ったけど、いっそのことそっちの方が怖い。まあ何を思ったって「こういうものなんです」というのがホラー映画なんですけどね。

 

それにしても、若めの俳優(坂口健太郎&成田凌)がいかにして怖がるのか(もしくは死ぬのか)を楽しみにしていたので、この望みがあまり叶えられてなかったから残念に感じちゃうのかなぁ。若い俳優は低バジェットのホラー映画で最初に殺されるイケメン役、もしくはAKBグループの誰得ホラーでヒロインの恋する青年役として出てくれって言ってるだろ!こんな真面目なヤツなんて!あと気になったのが、あんまり自分の世界と繋がってないなと思う内容だったことかな。「聞いても、語ってもいけない」というという話を聞いた私達も画面の中の人たちと同じということなんだというのは分かるのだけど。うん。そうか、気をつける。

 

正直、これの前日譚の『鬼談百景』の方が低予算の味があって好きだったなぁ。特に『続きをしよう』がお気に入り。っていうかあいつめっちゃ怖い。

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