DD過ぎて中身が薄い

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モンスターズクラブ



【あらすじ】
現代社会を捨て、雪山の小屋で自給自足の生活をしながら、企業やテレビ局に爆弾を送り続ける良一。ある日、奇妙な怪物と森で遭遇する。それから、夜毎、小屋に現れる怪物と死んだ家族たち。幻想に翻弄されながら、良一は日本の首相に最後の爆弾を送る。その夜、自殺した兄が小屋に現れる。戸惑う良一を闇の扉の向こうに連れていく兄。そして、良一は家族の真実を知る、、、、。閉塞した現代社会に生きる人々へ贈る、精神のサバイバルと、人間性の回復の物語。スピリチュアルスリラー。

東京フィルメックスで観てきました。核心に触れるつもりではないですがネタばれ注意とは忠告しておきます。




なにから話そう。じゃあまずは出演者から。主演が瑛太、その他に窪塚洋介Kenken草刈麻有、ピュ~ぴる、渋川清彦で何とも豊田監督らしいなというキャスティングKenkenとかべーシストだからね。中村達也さん経由の知り合いらしいです。渋沢清彦とかここ最近の作品のほとんどに出てるんじゃないか?草刈麻有もそうですがね。作品の話に入る前に、私が豊田利晃さんの作品が好きで、初めは『青い春』だったんですけど、その後『ナインソウルズ』『空中庭園』『蘇りの血』を観て好きだなぁと。『アンチェイン』とか『ポルノスター』もみたいんだけどDVDあまり出回ってないので未見です。監督で観ることを決めることは少ないのですがこの方はだいたい観に行ってる気がしますね。うん。キャスティングが固定されている感は否めないですがそこは毎回そんなに気にならないです。渋川清彦(旧姓KEE)を観ることもこの監督の映画くらいしかないし。うん。そろそろ内容のことを書きますね。映画に出てくる怪物はピュ~ぴるさんと言う人らしいんですがどこかで知ってるなと思ったら、以前タコシェでみたタコが頭に乗った写真の人でした。

多分このひと。これはそれだけです。

爆弾魔の誰それさんの話を下敷きに作られた映画だそうで、確かに爆弾を作って送りつけて爆発させるんだけど視点はそこにあるんじゃなくて、自殺した主人公の兄を含めた家族の話です。社会に捉えられるのが嫌で自由を手に入れたかと思えば同時に孤独が付いてきて、じんわりと世界に沈んでいく。主人公は「僕は生きている。」って言っているんだけれど、生きるということはやっぱり世界との関わりだから、呼吸をしていても孤独だったらゆっくりと死んでいくことと同意なんだなぁと漠然と感じました。とか言っていても未だ消化しきれずといった感じ。そもそも“この現代社会とそれに抗う男”の構図がそんなに好きではない。何を言っていても独りよがりな気しかしないのです。人間は完全に一人でいることなどないのだから。主人公だってほら、死者と戯れてるし。

今回映画祭と言うことで監督もいらっしゃっていたのですが会えたことは純粋に嬉しかった。あとは三池崇史監督に会いたいです。質問時間で一人が映画と音楽の関係を聞いていたのだけれど「直感です。」的な答えでそんなもなんだと。あと私もここぞとばかりに「最後に原宿と渋谷に主人公はたどり着くのですが、新宿や永田町ではなく何故そこだったのか?」と聞いたら「永田町は行かないし、『ポルノスター』が渋谷のスクランブル交差点で始まったからそこで終わろうかなと思っただけです。」と言われ少し残念な気がしました。作品の制作者はそこまで考えて作っていない、批評家や後の人達の方が作品に対して多く語るとかないとかってやつですね、これは。何が言いたかったのか分からなくなったのでこれでおしまい!後悔は2012年の5月、ゴールデンウィークとのことです。




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