取り留めもない

映画や舞台の感想書いたり、たまに日記も

2017年 下半期まとめ

【表示について】

好きじゃない ★☆☆☆☆

見応えはあったけど好きじゃない ★★☆☆☆

楽しかった ★★★☆☆

好き ★★★★☆

めちゃくちゃ好き(DVD購入レベル) ★★★★★

演劇

7月

舞台『東京喰種』〜或いは、超越的美食学をめぐる瞑想録〜 - DD過ぎて中身が薄い

ニシキ先輩しか思い出せない。 ★★★☆☆

舞台『MOJO』 - DD過ぎて中身が薄い

正直あまり期待してなかったからやられた。 ★★★★★

朗読劇『陰陽師』藤、恋せば 篇 - DD過ぎて中身が薄い

歌舞伎のど真ん中で観る作品じゃない。 ★★☆☆☆

舞台『遠い夏のゴッホ』 - DD過ぎて中身が薄い

めちゃくちゃ泣いた。 ★★★☆☆

ピースピット2017年本公演『グランギニョル』 - DD過ぎて中身が薄い

希望ってなんなんだろう。 ★★★★★

 8月

なし

9月

 舞台『メサイア -悠久乃刻-』 - DD過ぎて中身が薄い

これほどまでに清々しいメサイアがいただろうか。 ★★★★★

10月

PARCO STAGE『人間風車』 - DD過ぎて中身が薄い

今でもきりきりと痛い。 ★★★★☆

OFFICE SHIKA PRODUCE VOL.M『不届者』 - DD過ぎて中身が薄い

すべてがピタリとはまっていた。 ★★★★☆

舞台『関数ドミノ』 - DD過ぎて中身が薄い

自分と周りの温度差があって不思議だった。 ★★★☆☆

柿喰う客フェスティバル2017『流血サーカス』 - DD過ぎて中身が薄い

ザ・ナンセンス。 ★★☆☆☆

柿喰う客フェスティバル2017『八百長デスマッチ』 - DD過ぎて中身が薄い

汗をかく大人はかっこいい。 ★★★★★

柿喰う客フェスティバル2017『極楽地獄』 - DD過ぎて中身が薄い

怒涛の永島敬三劇場。 ★★★★★

柿喰う客フェスティバル2017 無差別

ちょっと感想も点数もつけるのが難しい。

イキウメ『散歩する侵略者』 - DD過ぎて中身が薄い

いやこれぞイキウメ。 ★★★★★

 11月

PARCO Production『この熱き私の激情 それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌』 - DD過ぎて中身が薄い

女性性が刺激された。 ★★★★☆

PARCO presents 『RICHARD O'BRIEN'S ロッキー・ホラー・ショー』 - DD過ぎて中身が薄い

むやみやたらに楽しかった。 ★★★☆☆

池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE

なんかちがう。 ★☆☆☆☆

映画

7月

 映画『獣道』 - DD過ぎて中身が薄い

伊藤沙莉の表情の幼さはなんかえっちい。 ★★★★☆

映画『逆光の頃』 - DD過ぎて中身が薄い

眼球浄化。 ★★★☆☆

映画『コンビニ・ウォーズ』 - DD過ぎて中身が薄い

なんで見たのかわからない。 ★☆☆☆☆

映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』 - DD過ぎて中身が薄い

美しい人。 ★★★★☆

8月

映画『闇金ドッグス6』 - DD過ぎて中身が薄い

個人的には中だるみした感。 ★★☆☆☆

『HiGH&LOW/END OF SKY』を観てくれ - DD過ぎて中身が薄い

皆さん見ました?最高です。 ★★★★★

9月

映画『50年後のボクたちは』 - DD過ぎて中身が薄い

爽やかにないた。 ★★★★☆

映画『散歩する侵略者』 - DD過ぎて中身が薄い

いまひとつ。 ★★☆☆☆

10月

映画『闇金ドッグス7』 - DD過ぎて中身が薄い

逢沢りな先輩すきかもしれん。 ★★★☆☆

映画『アヤメくんののんびり肉食日誌』 - DD過ぎて中身が薄い

アヤメくんと前向きにお付き合いしたい。 ★★★★☆

11月

映画『HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION』 - DD過ぎて中身が薄い

急いで風呂敷を畳んだのでいろいろ気になった。 ★★★☆☆

 映画『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』 - DD過ぎて中身が薄い

ドランだいすき。 ★★★☆☆

映画『全員死刑』 - DD過ぎて中身が薄い

まみーぬ般若のようだった。 ★★★★☆

12月

映画『デメキン』 - DD過ぎて中身が薄い

どちゃくそ青春映画。おすすめ。 ★★★★☆

 

映画『デメキン』

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www.youtube.com

STORY

幼少期からデメキンと呼ばれ、いじめられていた佐田正樹(健太郎)は、ある日、"強くならなきゃ"と覚悟を決めて拳を握った。いつしか、かつてのいじめっ子集団を返り討ちにするほど腕っぷしが強くなり、喧嘩では敵なしの存在となっていた。赤髪リーゼントがトレードマークの正樹。小学校からの親友・厚成(山田裕貴)と喧嘩やバイクに明け暮れる日々を過ごす。中学卒業後、正樹は高校へ進学し、厚成はラーメン屋で働き始める。環境は変われど人は変わらず、年上の不良に目をつけられてはひたすら喧嘩三昧の日々を過ごしていた。ある日、バイク事故で死んだ憧れの総長・真木(栁俊太郎)のことを思い返していた厚成は正樹に福岡一のチームを作ろうと持ちかける。二人はチーム「亜鳳(あほう)」を結成するが、次々と血気盛んな敵が待ち受けていて…。 

映画『デメキン』公式サイト

REVIEW

AMGのヤンキー映画は大体見てやろうと思う私ですが、このタイミングで健太郎くんとか、それこそ『ガチバン』や『闇金ドッグス』で育ててきた(?)山田裕貴が出てるなんてめちゃくちゃ力入れてますね!って感じだな~なんて少し遠目に見てしまった自分を殴りたい。そしてやっぱり安心安定なAMG。青春映画と言ってしまって良いのではと思えるくらいの爽やか映画でした。これはこれでめっちゃ好き。

実話を基にしたということで、見せ方なのかなんなのか、こんな十代を過ごしてきたらそのあとは余生じゃんって思うんですけど、ここからお笑い芸人になって今ではAKBと番組やったりして、なんかほんとこの人すごいなとか思ってしまった(素直)私はその界隈にいないからそういう萌えがどれだけ重宝されるのかわからないけど、ちゃんとその後の芸人人生に繋がるようなキャラクターの描き方をしているのも良かったですね。話の展開と言うかまとめ方が上手くて、あんまりどす黒いところを見せないようにしてたのも今回は◎イケタニマサオが脚本書いたら決してこんな感じにはならないだろうけど。

それよりも何よりも今回はキャスティングが神だったので以下書きなぐり。

http://demekin-movie.com/cast.php

健太郎/佐田正樹

 健太郎くん is かわいい。あんまり暴力のイメージなかったし、グループの真ん中で引っ張っていく感じでもないなと思ってたんだけど、健太郎くんが演じた佐田の男気と人懐っこさに惚れた。意図的かわからないけど、彼に女の影がなかったこともポイントかなと思う。彼女がいてもいいんだけど、総長としてあれだけがむしゃらにやってたらそういうことは彼を物語ることにそんなに重要な要素ではないかなという意味で。あと、健太郎くんの背中にはなんかちょっと哀しい影があるなと思った。とぼとぼ歩いていたり、怒りのスイッチが入った時のオーラがなんか孤高なの。何言ってんだって思うだろうけど、つまりは最高だったってことです。

山田裕貴/合屋厚成

すごい名前だな。板金屋さんっぽい。ということはおいておいて、この山田裕貴超可愛くありませんでした???ワンコと人間のオスの掛け合わせみたいな。ニカって笑う顔が太陽かと思いました。あんな顔で仕事辞めてきたって言われたら許すでしょ。いい意味であんな感じの田舎ヤンキーいるよなーと。顔はもちろん山田裕貴△なんだけど、ああいう人懐こいカッコ良さ、スケバンは絶対好きでしょ。ところで、『デメキン』観る前にネイル言ったんですけど、そこの店員さん(元ギャル)は山田裕貴知らなかった…まだまだ海賊王までの道は長いよ(?)

栁 俊太郎/真木

ああ、こういう役だったんですね!って勝手に驚いてしまった大賞。柳くんそんなにヤンキーのイメージないんですけど、なかなかにカッコ良かった。『クローズ EXPLODE』の記憶はほとんどありません。

aooaao.hatenablog.com

今田美桜/アキ

なんであんなに外巻きふんわりヘアが似合うの?元ヤンなの?冗談です。アキちゃんが厚成のために泣くところ普通にしんどかった。先々のこととか、いろんな人のことと考えて生きているわけじゃないんだけど、半径3メートルの幸せを手放さないように一生懸命生きている姿が美しかった。

髙橋里恩/マーカツ

ごめん出てるシーンはほぼほぼ彼しか見てなかった。『ぼくらが非常の大河をくだる時−新宿薔薇戦争−』が終わったくらいのところで『デメキン』の映画情報が出て、マジで嬉しい死ぬかもしれないと思って、やっとこうして画面に映る里恩くんが見られて私は幸せものです。

aooaao.hatenablog.com

下ネタに弱いヤンキーという設定も◎『露出狂』の時にあんなに破廉恥してたのに…aooaao.hatenablog.com

 ほんとかわいい…次に出演する舞台のチケットも取ってしまいました。ふふふ。

www.dongyu.co.jp

田中偉登/ヨージ

シエル~~~~~~~~~~~~~~!(生執事)その頃はもちろんアミュ~ズにいたんですけど、今はaoaoというところらしく、自分のブログのURLとかぶるんでなんか不思議な気持ち。彼ずっとチュッパチャップス舐めてるのね?かわいいかよって思ってしまったよね、素で。『アイスと雨音』もはやく見たい。

ice-amaoto.com

藤木修/大沼部清人

アンリ~~~~~~~~~~~~~~!(グランギニョル)キャスティングされてるのは知ってたんだけど、どこにいるのかな???って思ったら大沼部くんかよ。アンリではあんなに憂いていたけど、違う意味で浮いてましたね(上手いこと言った顔)プロフィール見てたら

2013年『大阪蛇道』で映画デビュー。 

 ってどこにいた???私石原貴洋監督のそのシリーズ全部見た!!!もう一回観る???っていうかあれでデビューってやべえって思ったけど、そういえば同じ鈍牛倶楽部の池本啓太くんも石原貴洋監督の『コントロール・オブ・バイオレンス』に出てたし、やっぱり事務所って関係あるのな。渋い。

ishihara-movie.com

岩永ジョーイ/ミツグ

アメリカ・ロサンゼルス出身で博多弁喋ってるだけで面白いのに、とことどころ英語の発音良いの最高だった。ハイローでもオールバックでここでもなんどか髪をクシで解かす仕草してて、大体同じなのでは???と思ってしまったこともないけど、特攻服着てバイクに乗ってる姿が一番カッコ良かった~~~。ジョーイ~~~~!やっぱり打撃よりもキックが得意!な感じも良き。

神永圭佑/三浦

『晴れときどき、わかば荘』にこんなキャラクターいたよね?(外見の話)なんだろうもってグイグイくるかなと思ったら結構あっさりで悲しいなとも思ったけど、ビジュアルでは優勝。


成田瑛基/庄野崎源太

『ズタボロ』ではお世話になりました~~~~~~~!

aooaao.hatenablog.com

笠松将/蘭忠次

『キリングカリキュラム~人狼処刑ゲーム序章』で「いい感じに顔に凄みがある子だな~」と思ってからいつの間にか鈍牛倶楽部へようこそ!な感じだったんだけど、こんなラスボス的な登場だと思ってなかったんで驚いちゃったよもう。にしてもマジで売れてほしいんで頑張ってほしい。私の中では2016年に売れてるはずなの。

aooaao.hatenablog.com

こんなにかっこいい写真集(yukaihandspublishing)出ちゃってすごいかよ。

黒石高大/大八誠

こんだけいい顔の若者が沢山いる中でベスト・オブ・セクシーだった。なんだろう刹那?刹那がそうさせるの???

あと佐田が高校に入学してすぐ喧嘩する金髪先輩が金子大地くんで思わず恋した。のむしゅーをもっと鋭くしたような顔の彼なんですけど、めっちゃ好きです。

www.instagram.com

ってな感じでまとまらないんですが、爽やか青春映画だと思って観に行ってもらっても損しないのでみなさんぜひ!!!観て!!!

関連記事

natalie.mu

filmaga.filmarks.com

natalie.mu

www.tvlife.jp

cinema.ne.jp

 健太郎も人見知りで、最初、僕のことを敬遠してるのかな、っていうのはなんとなく感じていて。でも、いつのまにか「もうだめだ俺、裕貴くん好きだ」とか言い出したんですよ(笑)。「お前、どうした⁉︎」みたいな(笑)。

news.walkerplus.com

「U-22 美男子名鑑」20問20答とかいう最高な企画が、読むしか。

thetv.jp

thetv.jp

thetv.jp

thetv.jp

映画『全員死刑』

f:id:aooaao:20171125223049j:plain

www.youtube.com

STORY

家族思いのタカノリ(間宮祥太朗)は、組長の父テツジ(六平直政)と母ナオミ(入絵加奈子)を苦しめる借金を何とかしようと、兄のサトシ(毎熊克哉)と近所の資産家の金を狙って強盗を実行する。その際、資産家一家の息子を殺害したのをきっかけに、タカノリたちは次々と殺人を犯し……。

映画『全員死刑』 - シネマトゥデイ

 REVIEW

間宮キュンこれが初主演作品ってガンギマリでバキバキ過ぎて最高だなって。率直にそう思いましたね。戦国鍋からのファンはどう思うか分かんないですけど。ひとまずトライストーン△(ダブルミーニング

そもそも見るつもりではあったけど、なんか初日逃してタイミング失ったわーなんて軽率に思ってたら、なんだかんだ4時間半も滞在する羽目になった美容室でこんなインタビュー読んで、見ないわけにはいかないなこれはとなったのです。

jp.vice.com

『孤高の遠吠』も同時期に『ケンとカズ』やってたから気にはなってたのにこれもまた見ずじまいでここまできてしまって。それが上のインタビューだけでコロっといってしまう感じなので読んでください。まさにVICEって感じ。

aooaao.hatenablog.com

そんなこんなで観に行って、上記の感想ですよ。いいのか間宮キュンファン。でも私はライチなんちゃらクラブよりは好きだったよ断然。というか、彼のちょっと賢く見せようとする佇まいがいい意味でぶっ壊されていて好ましかった。マジで。

個人的には、準々主役レベルに藤原季節と落合モトキがいて、しかもそれが兄弟で、母親はあの人で、しかも揃って*****(公式が明らかにしてるかも)なんて、私以外の誰が望んでるの!?!?そういうところもひっくるめて、人命が軽んじられる中で、間宮キュンが演じるタカノリは劣悪な精神状態に追い込まれても、周りに流されるだけではなく自分の理想を求めて必死に生きているように見えた。決してその生き方を擁護できるようなキャラクターではないし、やってることは非常に胸糞悪いし。その体感たるや個人的にはここ一年間で最高値。あ、当然のように一ノ瀬ワタル氏も出てました。

ついでに言うと、「これめちゃくちゃ懐かしいな」と思ったことも確か。というのも、話はズレるけれども私が好きな三池崇史はこういう物語やキャラクターを沢山生み出してたんだよね。国民的アイドルと美少女を使って東野圭吾の小説を実写化するような人物ではなかった。それでいうと、日活と組んでる三池崇史(最気だと『極道大戦争』)は最高なの。そして、『全員死刑』も日活なの。まあそこらへんになにかつながりがあつかなと思ったんだけど、そこまで調べる元気はないし自分でも何が言いたいのかわからない。とにかく、こういう胸糞映画を定期的に摂取したい人間にはぴったりな監督が出てきて嬉しかったですよという話なのかもしれない。完全に比べられるわけではないけど、ついこの間上映されていた内田英治監督の『獣道』がかなりライトでかつお洒落とさえ思えた。

aooaao.hatenablog.com

話を戻す。毒家族の中で生きてきた人間の気持ちなんて分かるはずもないし、分かりたくもないけれど、ときどき織り込まれる「家族」や「女」のためにという言葉は、タカノリの呪いであり、支えだったんじゃないかと思う。「もうダメだ、こんなのおかしい」と認めて、逃げ出せるほど強くもなかったのかもしれない。それでも彼のやったことはヤバイ。現実だったと考えるともっとヤバイ。

大牟田4人殺害事件 - Wikipedia

そんな内容にも関わらず、痙攣役(監督のインタビュー参照)を演っていた藤原季節くんのブログが最高に和む。『ライチ☆光クラブ』でのむしゅーと間宮キュンに虐められていた季節くんが「こんなに大きくなって・・・」という気持ち。

lineblog.me

natalie.mu

にしても、ライチなんちゃらクラブの時の古川くんの池田純矢以外への軽蔑が甚だしくそこが本当に最高だな。後世に語り継ぎたい。

なんかこれ脱線しかしてないな。映画の鑑賞後はめちゃくちゃ充実感がある。その一方で疲労感がすごい。あと、分かる人には分かる三池監督の『46億年の恋』に出てきた突然の奥さん(?)並に恐ろしいクリーチャーが登場するから気をつけてほしい。素直にこわかった。

 

参考記事

cinema.ne.jp

www.excite.co.jp

www.news-postseven.com

www.news-postseven.com

www.asagei.com

taishu.jp

10月の映画と演劇まとめ

めちゃくちゃ充実していた。もう一回10月やりたい。

映画

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舞台

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そのほか、柿喰う客フェスティバル2017 無差別